松本幸四郎、市川猿之助が名作の魅力を凝縮「超高速忠臣蔵」で「これからの歌舞伎に希望を」

見どころを語った松本幸四郎(右)と市川猿之助
見どころを語った松本幸四郎(右)と市川猿之助

 歌舞伎俳優の松本幸四郎と市川猿之助がこのほど、11月歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」(11月1~26日)の第3部「花競忠臣顔見勢(はなくらべぎしのかおみせ)」の見どころを語った。

 歌舞伎の3大名作のひとつ「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」の魅力を凝縮させた“超高速忠臣蔵”だ。幸四郎は桃井若狭之助と清水大学、猿之助は高師直と戸田の局と河雲松柳亭を勤める。歌舞伎界の次代を担う若手の抜てきにも注目。中村歌昇が大星由良之助、中村鷹之資が大星力弥、中村隼人が塩冶判官と槌谷主税、尾上右近が顔世御前後に葉泉院と大鷲文吾に挑む。

 コロナ禍で上演時間の長い演目が難しい状況を踏まえて、幸四郎は「この興行形態でもできる『忠臣蔵』を考えようということで実現しました」と説明。演出を手掛ける猿之助は「最近はあまり皆様にお見せできていない“忠臣蔵外伝”部分を描くスピンオフとして上演するのはどうか、と。幕の内弁当のようないいとこどりの『忠臣蔵』で、ひと味もふた味も違う作品となっています」と明かした。 若手の抜てきについて、幸四郎は「若手の人たちが一緒に舞台に立つということや、今大きな役をやるということを通して、これからの歌舞伎に希望を持てる、そういう舞台にしたい」。猿之助は「将来この役を勤めてもらいたい、当たり役になってほしいという思いをもって配役をしております。本来であれば、我々なら2人で四十七士全部をやってしまいたいくらいですが、今回は涙をのんで脇に…(笑)」と語った。

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