10月30日の阪神9R・萩S(2歳オープン・リステッド、芝1800メートル=6頭立て)は2番人気のダノンスコーピオン(牡2歳、栗東・安田隆行厩舎、父ロードカナロア)が勝って賞金加算に成功。今後のローテの組み方が一気に楽になった。勝ち時計は1分48秒5(良)。
隣のキラーアビリティがゲート内でうるさかったのに連られて、ガタガタしたところでスタートを切られ出負けする格好に。1000メートル63秒0のスローでテンに力んでいたが、勝負どころで前に壁ができると落ち着いた。直線は外に出し、エンジンのかかりは遅かったが、単走の形で伸びて、ゴール寸前でキラーアビリティ(2着、岩田望来騎手)を首差とらえた。
6月の新馬戦に続いて手綱を執った川田将雅騎手は「1800メートルでも、よく辛抱してくれました。直線、強い2着馬と併せないよう、外に離して行きました。着差はわずかでしたが、勝ち切ってくれたのは大きいですね。現状で精いっぱいの走りをしてくれました」と相棒をたたえた。