学法石川、目標は「都大路でのアベック優勝」・・・ 全国高校駅伝福島県予選会 

先頭でゴールテープを切った学法石川男子の藤宮
先頭でゴールテープを切った学法石川男子の藤宮
1位でゴールした学法石川女子の小島
1位でゴールした学法石川女子の小島

◆全国高校駅伝福島県予選会(28日、福島・猪苗代町)

  学法石川がアベック優勝で全国高校駅伝(12月26日、京都)出場を決めた。男子は11年連続13度目、女子は9年連続9度目。男子の11連覇は田村(1994~2004年)に並び大会最多タイとなった。昨年大会の予選で補欠に回りながら、最終7区で区間賞を獲得した男子の藤宮歩主将(3年)は「都大路でのアベック優勝」を目標に掲げ、さらなる飛躍を誓った。

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 ただうれしかった。学法石川男子・藤宮主将は、両人さし指を突き上げてゴールテープを切った。1区から先頭を譲らず、大会最多タイの11連覇に貢献した主将は「11連覇を達成することができて本当にうれしい」と喜びをかみ締めた。

 大槻中3年時には、全国中学校体育大会3000メートルで優勝。世代トップの実力を持つ主将だが、その道のりは平たんではなかった。学法石川では1年時から主力として活躍。都大路では5区を任され区間6位。その後もエース候補として期待されたが、昨年の県予選では補欠に。「昨年は最終7区で荷物持ちをしてました。本当に悔しかった」。

 20年は“迷走”した年だった。練習で何度も脱水症状になった。「多汗症と言われたり、心拍数が上がりすぎだと言われたりもしました」。何度も病院に通ったが、原因は不明のまま。さらにコロナ禍で全国高校総体など多くの大会が中止になった。「やる気というか、モチベーションも上がらなかった。昨年1年は走れなかった」。気力を失った日もあった。

 それでも闘志は失わなかった。新チームが発足後、エースの1人でもある山口智規(3年)と相談し主将に立候補。松田和宏監督には「自分がやりたいというなら、責任を持ってやれ」と背中を押された。仲間を引っ張る意識を持ったことで、責任感が増した。今夏には右ふくらはぎを肉離れしながらも、全国高校総体福島大会で1500メートルに強行出場。5位に終わったが、どんな状況でも懸命に走る姿勢を見せた。

 昨年は主力選手の荷物を持って見守った最終7区を14分42秒で走破し、区間賞。また一つ成長した主将は「目標は都大路でのアベック優勝」と力を込めた。同校としては、18年の第69回大会での男子の3位が最高成績。不屈の主将が引っ張って、男女とも同校初の大会制覇を成し遂げる。(高橋 宏磁)

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 学法石川女子の小島彩乃主将(3年)は、両手を握り締めてトップでゴールテープを切った。最後まで手を緩めることなく、5人全員が区間賞を獲得しての完全Vだ。主将は「男子が先に優勝を決めてくれた。女子もその勢いに乗れた」と目を輝かせた。

 大会前、主将の双子の姉・さくら(3年)が故障で離脱。主力の1人を欠く展開となったが2区の佐藤瑠香(2年)、3区の三科文(2年)、4区の佐藤美空(1年)と3人の下級生がいずれも区間賞と力走。2位の郡山女大付に6分以上の大差をつけての優勝に、主将は「今年の目標は一致団結。誰が出てもいいように練習を積み重ねてきました」と胸を張った。

 スタート前には最終5区の付き添いを務めた姉が、妹の緊張をほぐした。「さくらが色んな言葉をかけてくれた」と小島彩。まさに一丸となって、9年連続9度目の出場を決めた。12月の都大路までには、小島さくらも復帰できる予定だ。「さくらも悔しい思いをしたと思う。さくらには都大路で走ってもらって、いい結果を残してもらいたい」と妹。全員の力を結集し、大舞台を全力で駆ける。

先頭でゴールテープを切った学法石川男子の藤宮
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