神戸MF郷家友太がU―22日本代表主将として連勝に貢献「下の世代のやる気も感じた」

スポーツ報知
後半、ゴールを決める郷家友太(カメラ・宮崎 亮太)

◆U―23アジア杯予選 ▽K組 日本4―0香港(28日、Jヴィレッジ)

 U―22日本代表はFW藤尾翔太(水戸)の2ゴールなどで香港を4―0で下し、26日のカンボジア戦(4―0)に続いての勝利とし、K組1位通過で、来年6月にウズベキスタンで開催予定の本大会出場を決めた。

 主将で背番号10を背負ったMF郷家友太(神戸)が、リーダーとしての存在感を示した。パリ五輪世代を中心とした今回のチーム編成だったが、経験を還元しながらチームをまとめ、「A代表につながることを意識してもらうため」(冨樫剛一監督)2歳上の4選手も招集。ポジションやキャラクターも違った4人だが、その中で唯一U―20W杯(今年はコロナ禍で中止)を経験し、Jリーグでの出場数も圧倒的に多いのが、香港戦でキャプテンマークを巻いた郷家だった。

 「なんでこのタイミングでこの年代に自分が呼ばれたのか最初は分からなかった」とメンバー発表直後の正直な心境も明かしていたが、今月上旬の強化合宿に参加して意識は変化。冨樫監督からも明確に役割を伝えられ、「W杯を経験しているのは自分しかいないし。試合でも練習でも、私生活の部分でもみんなに還元しないといけないと思った」と積極的な発信でピッチ内外を引っ張った。

 日程の関係で合流が遅れ、カンボジア戦は出場しなかったが、香港戦は先発出場。試合前の円陣で郷家がメンバーに伝えたのは、「この年代はU―20W杯が中止になって悔しい、もったいない気持ちをみんなが持っている。こういうご時世で国際試合を開催してもらえたことに感謝して、自分の気持ちに正直になってピッチで表現しよう」。キャプテンの頼もしい言葉をメンバーそれぞれが色を出して体現した。郷家自身も1点のみに終わった前半には焦りもあったというが、的確な指示を送り、「ゴールがほしかった」と2―0で迎えた後半18分には落ち着いたトラップから自らの右足で得点を奪った。

 「みんな(試合前の声かけに)納得してくれて、ピッチで表現してくれた」と完封勝利にうなずいたものの、「本戦の出場が決まっただけ」と安どの気持ちは一切ない。U―20W杯のアジア杯予選で黒星を喫するなど、世界の厳しさも味わってきた郷家は、「本当は海外で、完全アウェーや暑さの中で勝たないといけない」と地の利を生かした今予選だったことも十分承知している。

 表情を引き締め直した22歳は早くも来年6月の本大会に視線を向けた。17歳から22歳まで、幅広い世代が融合して突破したアジア杯予選。個人としてもチームとしての課題も見つけた郷家は、「みんなでまた合宿を重ねて、合わせるところは合わせて、課題は直して。ウズベキスタン大会は僕の世代が相手も出てくるので、絶対に負けられないし、下の世代のやる気もすごく感じたので、合宿で集まって確認したい」と闘争心をむき出しにした。

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請