拓大、スーパールーキー不破聖衣来加入で初シード獲得は最低限…全日本大学女子駅伝対校選手権 31日号砲

初シード獲得を目指す拓大女子陸上部
初シード獲得を目指す拓大女子陸上部

◆全日本大学女子駅伝対校選手権 拓大=4年連続4回目=(31日、仙台市・弘進ゴムアスリートパーク―仙台市役所前市民広場=6区間38・1キロ)

 創部6年目で初のシード権獲得(8位以内)を目指すチームに、底知れない可能性を秘めたルーキーが登場した。不破聖衣来(せいら)は9月19日の日本学生対校選手権(日本インカレ)5000メートルで名城大のエース、小林成美らを抑えて優勝。わずか6日後に、5000メートルのトラックレースで行われた今大会の関東予選(25日)でも各校の主力級が集う最終3組で、2位以下に20秒差をつける圧勝劇でチームを4年連続4度目の本戦出場に導いた。

 日本インカレ前に左アキレス腱(けん)を痛めていたというが、その状態でもライバルを突き放す強さがある。「(トラックで)五輪出場が一番の目標。今回は(けがで)不安はありましたけど、結果を残せて良かった」と冷静に振り返るところも大器を感じさせる。

 全国中学大会1500メートルを制するなど、将来を期待されていたが、高崎健康福祉大高崎高では故障が続いた。その中で「学生の日本一を狙うんじゃない。その先の世界を見据えて育てたい」と五十嵐利治監督(40)から言葉をかけられ、女子駅伝では新興勢力に進学を決意。故障が癒えた高校3年冬に5000メートル15分37秒44の世代トップの記録を出すと、今年7月には同種目学生歴代3位となる15分20秒68をマークするなど快進撃は続いている。

拓大の登録選手
拓大の登録選手

 不破の存在を仲間も追いかけた。「なぜ強いのか」練習を見て“研究”。全体練習の前後に自主トレを重ねて総合力も上がった。今大会は前回、20秒届かなかったシード権の確保が最低限の目標となるが、五十嵐監督は「エントリー選手全員、どの区間を走っても大丈夫なくらい」と自信を見せる。不破も「みんなと一緒に力をつけて4年目に(優勝を)狙いたい」と決意。強豪の仲間入りを果たすための第一歩を杜(もり)の都で刻む。(手島 莉子)

 ◆拓大 1922年創立。女子陸上部は2016年に創部。17年から本格的な強化を始め、18年に全日本大学女子駅伝に初出場し22位。以降、20位、9位と順位を上げ、今回が4年連続4回目の出場。現在の部員は22人(マネジャー含む)。主なOGは佐野英里佳(第一生命)。

初シード獲得を目指す拓大女子陸上部
拓大の登録選手
すべての写真を見る 2枚

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請