【日本ハム】退任する栗山英樹監督「ここにいる選手たちが活躍してほしい」

スポーツ報知
GMに就任する稲葉SCO(左)の肩をもむ栗山監督

 今季限りで退任する日本ハムの栗山英樹監督(60)が教え子たちの活躍を祈った。27日は、29、30日のロッテ戦(ZOZO)に向け、札幌Dで1軍練習を行った。

 本拠地最終戦のサヨナラ勝利から一夜明けた指揮官の下に、杉谷がやってきて一言もの申した。「監督…。あの…僕、今までホーム最終戦出たことないんですよ…」。秘密兵器のまさかの告白。「悪いって謝るしかない」と栗山監督は苦笑しながら頭をかいた。

 10年間悩み苦しみ抜いてきた。優勝するため、選手を育てるために、考え続けた監督生活。嫌われることも辞さず、時にはつらい決断も伝えてきた。

 前夜26日の試合後は、自らの退任にあたり作られた特別映像が放映された。エンゼルスの大谷翔平からはビデオメッセージ。ナインからは10度の胴上げで感謝を伝えられた。球場内を一周した後、並んで待っていた選手一人一人と握手。声をかけると泣き出す選手もいた。「ああやって選手たちの表情を見て、ちょっとだけ(良かったなと)感じた。それで十分かな」。10年間は間違いではなかったと思えた。

 この日、正式に就任が発表された稲葉篤紀新GM(49)とはグラウンドで談笑。自らが退いた後のナインを託した様子だった。「感慨? もう何にもないけどな。ここにいる選手たちが活躍してほしいなって思うだけだな」。願うのは教え子の幸せ。希代の知将は、あと2試合でユニホームを脱ぐ。

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