広島の佐々岡真司監督が、来季も続投することが27日、分かった。この日にマツダでの全体練習前に球団から要請を受け、受諾した。19年オフに投手コーチから新監督に就任。1年目は5位、2年目の今季は4位が確定しており、2年連続Bクラス。正式な契約はシーズン終了後で、単年契約となる見通し。
今季は5月に選手9人を含む12人が新型コロナウイルスに感染した。大きな影響を受けた5、6月に10勝23敗7分けと失速。新外国人クロンの誤算も大きく響いた。チーム低迷の一方で高卒3年目の小園、林がレギュラーに定着するなど若手の台頭もあった。7月以降は37勝30敗3分けと持ち直し、9月下旬以降に2度の6連勝。最大15ゲーム差だった巨人に一時は2・5差まで迫るなど、終盤までCS争いを繰り広げた。
来季で就任3年目を迎える指揮官。今季Bクラスが確定した23日には「当然、CS、優勝を目指してやってきた1年間。これは本当、僕の力不足だったと思いますし、厳しい戦いがあった中、昨年(5位)に続いてBクラス。ファンのみなさんに申し訳ないという気持ちです」と語っていた。来季は3連覇した18年以来4年ぶりのAクラス、リーグ優勝を目指す。