【大学野球】今秋もハマスタが熱い! 関東地区大学選手権が豪華解説陣で異例の全戦生中継へ

スポーツ報知
今夏は東京五輪で熱戦が展開された横浜スタジアム

 晩秋のハマスタが、今年もまた季節外れの熱気に包まれる。いや、例年以上に―。かつて巨人・菅野(当時東海大)も出場し、上位2校に神宮大会の出場権が与えられる横浜市長杯争奪第17回関東地区大学野球選手権大会が11月1日、横浜スタジアムで開幕する。その全9試合が「J SPORTS」で生中継されることになったのだ。

 今年で17回目を迎える同大会は、神宮大会の予選的な意味合いを持つ一方で、横浜市長杯をかけて争うこの大会自体にも大きな意味を持つ。コロナ禍で神宮大会が中止となった昨年も開催され、熱戦が繰り広げられた。同年のドラフトで西武に1位指名された主砲・渡部健人を擁する桐蔭横浜大が優勝を果たし、準決勝と決勝で生中継が行われた。

 今年も関東の5連盟(首都大学、東京新大学、千葉県大学、神奈川大学、関甲新学生)の秋季リーグ戦で1、2位となった計10校が出場。中日にドラフト1位で指名された上武大・ブライト健太外野手、巨人育成3位の東海大・亀田啓太捕手(ともに4年)らも登場予定だ。単独で神宮大会の出場枠を持つ東京六大学、東都大学勢に反骨心を燃やし、激しくしのぎを削り合うことが予想される。

 生中継の大幅拡大に伴い、解説陣も一気に充実される。昨年も務めたENEOS・大久保秀昭監督(51)、東芝・平馬淳監督(46)に加え、今年は一昨年の都市対抗を制したJFE東日本・落合成紀監督(39)、今年の日本選手権で準優勝した三菱重工East・佐伯功監督(46)といった社会人球界の名将がずらりと名を連ねる。

 さらに、関東の枠を超え、JFE西日本・山下敬之監督(46)、JR西日本・田村亮監督(42)も遠路はるばるやってくる。高校野球と比べ、決して人気があるとは言えない大学野球の、しかも地区大会に、なぜこれだけの野球人が集まるのか。

 仕掛け人は、大会委員長を務める神奈川大学野球連盟・佐々木正雄理事長(73)だ。

 佐々木理事長は同連盟の横浜商大で35年間監督を務め、故・星野仙一氏から厚い信頼を寄せられるなど、プロアマ問わず球界に幅広い人脈を持つ。野球人口の減少が叫ばれるなど、危機的状況にある野球界の人気回復に少しでも役立ちたいという同理事長の熱い思いに、多くの名将が賛同したのだという。異例の全戦生中継も、佐々木理事長のコネクションで実現した。

 「この大会が、この放送が、コロナ禍の世の中に活気を与え、野球の普及や底辺拡大の入りになってくれたら、こんなにうれしいことはない」と佐々木理事長。大学野球ファンは、ハマスタに足を運ぶか、はたまた生中継を見るのか、頭を悩ませることになりそうだ。(アマ野球担当・片岡泰彦)

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