【巨人】育成ドラ6菊地大稀「佐渡の子どもたちに夢を与えたい」上京するまで電車は未経験

スポーツ報知
指名あいさつを受けた桐蔭横浜大・菊地

 巨人から育成6位指名を受けた桐蔭横浜大の菊地大稀投手(22)が26日、横浜市の同校で水野スカウト部長、円谷スカウトから指名あいさつを受けた。佐渡島出身で初のプロ野球選手となる右腕は「島の方々にも応援されていると思う。いち早く支配下になって1軍に呼ばれるように。佐渡の子どもたちに夢を与えたい」と背筋を伸ばした。

 高校までは島育ち。地元の魅力を問われると「自然だったり食べ物だったり。お米もおいしいので、伸び伸び育つことができる環境だと思います」と懐かしんだ。国の特別天然記念物であるトキも「家の裏とかにも(います)。普通の存在? そうですね」と笑う。上京するまで「電車に乗ったことがなかった」とも明かし、人の多さに驚いたことも明かした。

 土台を作り上げたのは故郷での山ランだ。整地されていないデコボコ道も含め、10キロのコースを走り込んで下半身を鍛え上げた。佐渡高時もプロのスカウトから注目されたが指名漏れ。大学ではウェートトレーニングや投げ込みで体づくりに注力。最速150キロにまで成長し「丈夫な体がある。けがをしなければずっと投げられる。そこが自分のアピールポイント」とタフさを武器に競争を勝ち抜く覚悟だ。

 佐渡島の人口は満員の東京Dとほぼ同じ約5万人。「東京ドームで投げているところをイメージしたりしているので、いち早くそうなれればなと思います」。島民の期待を一身に背負い、大都会・東京で羽ばたいてみせる。(河原崎 功治)

 ◆菊地 大稀(きくち・たいき)1999年6月2日、新潟・佐渡市生まれ。小1から野球を始め、佐渡高では1年夏からベンチ入りも甲子園経験はなし。桐蔭横浜大では2年春からベンチ入り。186センチ、91キロ。右投左打。

 ◆主な離島出身のプロ野球選手

 ▽佐藤義則(阪急&オリックス、北海道・奥尻島) 通算165勝に加え最多賞、最優秀防御率のタイトルも

 ▽平良海馬(西武、沖縄・石垣島) セットアッパーや抑えでフル回転。39試合連続無失点のプロ野球記録を樹立

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