藤枝明誠2連覇へ主役そろった! 全国高校サッカー選手権静岡県大会 組み合わせ決定

スポーツ報知
大会2連覇を目指す藤枝明誠サッカー部

 第100回全国高校サッカー選手権静岡県大会・決勝トーナメント(T)の組み合わせ抽選会が25日、静岡市内で行われ、前回王者の藤枝明誠は31日の1回戦で袋井と対戦することが決まった。主将のDF増田七翔(3年)ら負傷者が今月になって続々と戦列復帰。180センチ台の長身選手が昨年以上にそろい、強みのセットプレーで2連覇を目指す。

 頼れる大黒柱が明誠に帰ってきた。身長182センチのDF増田だ。昨年度の全国選手権2回戦(対新田、3〇2)では後半途中からFWに上がり、同28分に同点ヘッドを決めた。しかし、以前から痛めていた右足かかとを1月に手術。別の箇所の負傷もあって時間がかかり、ようやく今月2日のプリンスリーグ(対藤枝東)で90分フル出場。1―0の勝利に貢献した。

 休んでいる間、新人戦はベスト8に沈み、県総体は初戦で飛龍に敗れた。「結果がついてこず、プレッシャーを感じています。決して強いチームじゃない。謙虚に一戦ずつ勝っていく」と主将は気を引き締めた。

 復帰したのは増田だけではない。新人戦で1トップを務めた李度(り・とびん)は股関節痛で8月から休んでいたが、今月から合流。足を疲労骨折していたDF沢本拓磨(ともに3年)も先週の練習から戻ってきた。さらに昨年からレギュラーのDF野口楓真(3年)に加えて、DF山本蒼太(2年)も成長著しい。「180センチ台が5人。去年(3人)より迫力があります」と松本安司監督(52)は自信をのぞかせた。

 昨年の県準決勝でV候補の静岡学園から2点を奪っているように、セットプレーは大きな武器。大型選手が増えたことで、さらに強力になった。今年も朝練で精度を高めており、FKを担当するMF渡辺翔太(3年)は「ターゲットが大きいのでやりやすい」と手応え。李も「空中戦では譲りません」とゴール量産を誓っている。

 まずは初戦だ。PK戦勝ちが2度続いて苦しんだ、昨年の反省は忘れない。増田は「チームもまとまってきた。初戦で勢いをつけて全国の舞台までたどり着きたい」と連覇を見据えた。(里見 祐司)

 〇…10月9日のプリンスリーグでは静学に黒星。シュート20本を許すなど、内容で圧倒された。だがスコアは1―2。「最終ラインでみんなが体を投げ出してシュートブロックした結果です。全員が体を張っていた」と増田。逆に明誠はシュート2本に抑えられたものの、前線に上がった増田と李の連係で1得点。手応えもあった。「前向きにとらえます」と主将は話した。

 〇…1次Tの観戦は選手の保護者と学校関係者に限られたが、決勝Tは有観客(有料)で開かれる。入場券の裏に名前と連絡先を書いてもらい、声を出しての応援を不可とするなど、感染拡大防止対策を十分にとって行う。10月31日から11月3日、6日と中2日で3試合を行う過密日程。静岡学園の川口修監督(48)は「選手の状態を見ながらメンバーを組んでいく」と話した。

 【展望】1回戦に好カードが並んだ。浜名と清水東、昨年準優勝の東海大静岡翔洋(旧東海大一)と清水桜が丘(旧清水商)が対戦。いずれも総体や選手権で全国優勝経験のある伝統校同士の対決となる。プリンス勢の藤枝東は7年ぶりに決勝Tに進んだ日大三島の挑戦を受ける。藤枝明誠は2年前の初戦でPK負けしている袋井と戦う。

 優勝候補の筆頭は、全国高校総体ベスト4の静岡学園。5年ぶり決勝T進出の静岡城北と対戦するが、玄理吾(徳島)、古川陽介(磐田)、川谷凪(清水)のMF3人がJクラブに加入内定しており、選手層が厚い。決定力の高いFW持山匡佑、189センチの長身を誇るDF伊東進之輔のプレーにも注目だ。

 他校ではFWに注目選手がそろう。東海大静岡翔洋の俊足FW市川舜基、国体県選抜のエース候補だった富士市立のFW山藤大夢のほか、清水東の望月優太と中山大耀の2トップは得点力が高い。

 なお、準々決勝以降の模様は静岡第一テレビの特設サイトでライブ配信される。

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