坂本花織、苦戦した新フリーの自己採点は笑い声込みの「75点 ふふっ♡」…女子フリーを終え、一問一答全文

スポーツ報知

◇GPシリーズ第1戦 スケートアメリカ最終日 女子フリー(10月23日、米ラスベガス・オーリンズアリーナ)

 SP4位から出た2018年平昌五輪6位の坂本花織(シスメックス)は、フリーは3位の144・77点をマークし、合計215・93点で4位だった。これまで苦戦していた新フリー「No More Fight Left In Me」で初めて7つすべてのジャンプを降り、フィニッシュで笑顔が弾けた。

 宮原知子(木下グループ)が合計200・51点で7位、横井ゆは菜(中京大)は174・07点で11位だった。アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)が4回転ルッツを決めたフリーもSPに続いて1位となり、232・37点でGP3勝目を挙げた。演技後、リンクサイドで中野園子コーチに向かって「やったー!」と叫んだ坂本のフリー演技後の一問一答全文を以下に収録。

―演技を振り返って

 「ほんと今回フリーがやっとこうやってジャンプが全部はまったので、すごく嬉しいです」

―メッセージ性の強い個性的なプログラムだが、ブノワからどのように説明を?

 「ううん、なんだろう。世界中でコロナの影響で縛りがあったり制限がかかっている状況ですけど、自由になれるって言う事と、女性の、それぞれの女性の強さだったりそういうのを表現できるようにしてほしいと言われます」

―今日はそれを表現できたか

 「今日は本当にまだまだジャンプを跳ぶのに精一杯だったので、そこまできっちりできなかったなと思っています」

―ずっとこのプログラムは難しいと言っていた

 「やっとこっちに来て非公式の練習でちょっとずつコツをつかんできていたので、それが今日できたのですごくほっとしています」

―コツとは?

 「えっと、後半途中の曲が変わるところあたりから、だんだんしんどくなってきてしまっていたので、そこをどうやってリラックスして、後半に気持ちを切り替えていくかというのが大事になっていたので。今回それができたので良かったと思っています。前半のジャンプは4つなんですけど、その4つのジャンプでいかに力を抜いて、かつ迫力あるように見せるかっていうのがすごく大事で。前半頑張ってしまうと後半跳べなくなるので、前半はなるべく落ち着いて、前半さえしっかり降りればそんな足の負担とかもないので。あとは途中の休憩をしっかり休むことです(笑い)」

―4連戦はきつかった?

 「しんどさはもうほとんど…今はしんどいはないんですけど。もうなんかちょっとどっか1個ネジ取れてるんじゃないかと思うくらい、何も笑うとこないのに勝手に笑ったりとか。ちょっとバグが起こり始めてるんですけどけど(笑い)演技に支障はなかったのでよかったです」

―走り抜けたという感じ?

 「そうですね。ここまでの連戦は今までなかったので、正直やる前は本当に不安だったんですけど、いざやってみてすごく1週間ごとにどんどん良くなっていって、フリーも120点台から今回140点出たので。144点出てもまだルッツがアテンションだったり、最後のスピンを間違えてしまったので、そこでレベルを落としてしまったっていうのはまだ伸びしろがあるって言うことなので、そこを次のNHK杯までにしっかり修正していきたいと思っています」

―プログラムについて

 「やっぱりメッセージ性が強いプログラムなので、ただやっているだけでは気持ちが届かないので。今は本当にジャンプを跳ぶことに精一杯で、そこまで考えきれていないので、もっともっとジャンプに余裕ができたら、それ以外の演技の部分でしっかり見せれる演技、そこにも力が入ると思うので、そこまでやりきれるようにどんどん練習していきたいなと思っています」

―日本に帰ったら休む? それとも練習?

 「えー、わかんないです。どうだろう…多分休みなしだと思います」

―今後へ

 「次はショートノーミスとフリーをもっと安定感のある演技が出来るようにしなきゃいけないと思っています」

―久々に海外勢を見て学んだことやヒントはあったか

 「正直海外試合でも国内でも、強い選手は強いので。感じている事はやっぱり大技に勝つには安定感が大事だと思うので、まぁそれがすごく今は、自分はトリプルアクセル以上のものがないので、それだけクオリティーが高いエレメンツをやることがすごく重要になってくるなって毎試合思っています」

―前回の五輪では体調を崩したり、かなりの重圧を感じることもあったと聞く。その経験は生きるか。

 「オリンピックっていう大舞台に行って、その独特な緊張感の中で試合をやったら本当に緊張して、終わってから緊張が腹痛に変わり、本当に大変な思いをしたので。でもシニア1年目であれだったので、もうシニア5年経験して自分が今どれぐらいの位置で他の選手はどれぐらいのレベルっていうのを大体把握できているので、まぁ、もし出れたら前のような事は起きないだろうと思います」

―今日の自己採点は。

 「75! ふふっ」

―最後のループを跳び終わって笑顔が。安心の笑顔か。

 「安心というか、ループがちょっと危なくて『あーやべ』って思っちゃって。それで笑っていました」

―中野先生と抱き合って「やったー!」と言っていたが、どんな言葉をかけられた。

 「なかなかこのフリーをノーミスできてなかったので、試合でノーミスできて『よくやった』って言ってもらえました」

―4週連続で試合に出場したことはどういった経験に? これが五輪に向けて良い影響を与えるのか?

 「4週連続で試合をする事は滅多にないし、今回4週連続を経験して、すぐ目の前の超えられるような目標『先週の自分に勝つ』っていうのを目標に毎週できて、やってこれたので。そこはすごく良かったなと思うし、オリンピックに向けては、フリーがやっとジャンプ全て入ったのとショートのフリップさえ跳べればなーってすごく思ったんですけど、まだまだ修正する部分がたくさんあるので、そこはすごくこれからまだまだ伸びるなーって思っています」

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