2度目の五輪シーズンの初戦へ、宇野昌磨は結果よりも内容を重視…公式練習を終え、一問一答全文

スポーツ報知

◇GPシリーズ第1戦 スケートアメリカ公式練習 (10月21日、米ラスベガス・オーリンズアリーナ) 

 宇野昌磨(トヨタ自動車)が公式練習を行った。今季のフリー「ボレロ」は、フリップ、ループ、サルコー、トウループの4回転4種5本の超高難度構成。4回転ループなどを調整し、若干のジャンプのズレがあり「試合で失敗しないように」と引き締めた。今大会は結果よりも内容を重視するとした。

 シーズン序盤からいきなり、世界選手権3連覇中のネーサン・チェン(米国)との対決となる。五輪では表彰台争いが予想されるライバルの存在に闘志もわく。前回の2018年平昌五輪イヤーもGPシリーズ初戦を制し、五輪で銀メダルを獲得。コンディションは万全。5年ぶりの優勝へ、北京五輪へと勢いをつけたい。宇野の練習後取材の一問一答は以下に収録。

―練習内容について

 「日本でやってきた練習と現地ついてからやった練習、それらがそのまんま出ていたかなと思うんですけど、若干ジャンプのズレっていうのが多少あったので、ループ、サルコーはもちろん挑戦するジャンプなので、いいんですけど、アクセルが少しぶれているので、そこを試合で失敗しないように調整する必要があるなというのが今日の感想でした」

―重視した練習は

 「フリーをメインに、SPは2日に1度くらいのペースで、あとは毎日フリーを2~3回、ジャンプを全部やるという感じで。もちろん回数が増えるのはまだできないからであって、シーズン後半に向けては1日2回を、まとまった演技を毎日できるようにしたいなと思って練習してます」

―ステファン・ランビエル・コーチとは

 「週1~2くらいで、オンラインでやっているんですけど、初めは難しいところはあったんですけど、だんだん慣れていき、やり方も覚えたので。ただやっぱり、現地で見てもらうのと大きく違うので、NHK杯が終わり次第、スイスに戻ってともに練習できたらなと思っています」

―練習でのジャンプの手応えは

 「良くなかったですね。もちろん着氷っぽいものはしたんですけど、決して僕の4回転ループは自分の跳んでいるジャンプでもすごい、質のいいものが跳べるジャンプなので、跳べたときはもっといいものができるんですけど、踏み切った瞬間、失敗したなと思ったんですけど、そこでとどまれたのは、まあ試合だったら及第点ではあるんですけど、練習なので、まあ、あんまり」

―気をつける点

 「ループに入る前をもう少しなんか、どこでスピードをつけるか、ループ終わったあとサルコーまでどこをスピードつけるかっていうのを課題にメインにやってきたんですけど、もちろん成功率はすごく上がりましたけど、全然、その、2割じゃない、5割あるかないかぐらいの確率でやっているので、そのループとサルコーに関しては試合で降りる、失敗する、どっちに転ぼうとも、そのあと成功させることが今僕のできることなのかなと思っています」

―フリーの構成は練習でたった通り?

 「はい、今日やった構成のまんまでやります」

―今大会への位置づけと思い

 「なんか、大会に海外に行くっていうのがすごい懐かしい感じがして、なんか、出発前はすごくワクワクした気持ちで。もう今はもちろん試合っていうことに楽しみな気持ちもあるんですけども、今日までやってきた、自分の練習してきたものを少しでも見せられたらなと思います」

―ネーサン・チェン選手も出場する

 「ネーサン選手の今の出来は知らないですけど、僕の今の出来からして、戦いになれる、なる選手では僕はないと思っているので、可能性はあるかもしれませんけど、あくまで可能性で、ネーサン・チェン選手のすごいところは、僕の今やろうとする構成を安定して試合でやり続けていること。僕はきっとできても偶然であって、まだまだ練習からして遠く及ばない存在で、そんなに意識できる立場にないのかなと思っています」

―五輪シーズンのGPシリーズが始まった

 「五輪シーズンだからっていうのは考えていないですけど、それでも今年のGPシリーズは、多分これまでと大きく違って、久々っていうのもあるかもしれないですけど、自分の出来、あとまあ、自分のスケートに対する気持ちっていうのが今まで以上にすごく強くて、このシーズン序盤からして、すごくちゃんと1日1日、毎日成長できる練習を送れていますし、自分でも高望みできる練習、そして調子にあると思うので、これまでよりかは、なんですかね。試合を楽しみって気持ちよりも、試合で今の自分をまあ知りたい。そして、皆さんに少しでも見せたいという気持ちの方があるので、これまでとはすごく違うかなと思います」

―今大会は

 「正直、大会でいい演技したらうれしいですし、良くない演技したら悲しいですけど、そんなになんか目標とかゴールとか、大会に向けて今年はあまりまだ考えていなくて。それこそさっき言った通り、できても偶然だと思うんですよ、まだ今は。2分の1に偶然勝てたという。なので、今はそんなに自分にまだ試合での自分にそこまで期待していなくて、この試合を通して、失敗するにしろ成功するにしろ、その現実をしっかり受け止めて、それをどう日本に持って帰って、練習を積み重ねて、また次の試合もっと成功率だったり、完成度を上げた自分で試合に取り組むっていうのが今考えている方針です」

―どういう結果を望むか

 「もちろんありますし、試合に出られるうれしさっていうのもありますし、また、ここ数年自分が求めてる結果から遠く離れていってしまったなって気持ちも多分、積み重なっていたと思いますし、また今季は久々にちゃんと自分が求めているジャンプっていうのが全て跳ぶことができて、自分に対する期待も上がっていると思いますし、いろんなことが積み重なって、もちろん日本では佐藤駿君だったり、鍵山優真君のような、年が若い子がどんどん出てきていて、僕も置いてかれないようにしなきゃって気持ちは去年の世界選手権くらいからずっと思っていて、そういったいろんな気持ちがあって、今スケートに気持ちがすごく向いていますし、なんかやりがいをすごく感じるので、なんか、すごく毎日が充実しています」

―10代の若い選手が伸びている

 「うーん。僕は今、思っていることを話すと、フィギュアスケートは結構若いうちに引退される方が多くて、果たして年齢の限界っていうのは、どれほど高い壁で、どれほどから体力が落ちていくのが、僕には分からないですけども、まあ一般的なスポーツから考えれば、別に23歳、24歳っていうのは、すごく若い方とは考えていますし、そんなになんか、関係ないのかなって。フィギュアはどんどんどんどん、技術の向上が激しいので、もちろん年が重ねるにつれ、急な変化に追いつくことは難しいかもしれませんけど、はじめから技術が高いところにあれば、どれだけ年を取っても維持っていうのはできるんじゃないかなっていうのが、今の僕の考えではあるので、そんなになんか、年っていうのは気にしてないです。それより今まで経験してきたことのアドバンテージももちろんあると思いますし、もちろん若いときは勢いってアドバンテージもあると思いますし、まあ、それぞれの良さがあると思います」

―SPは曲が2つあったと思うが、なぜ今のものを選んだのか?

 「深くは正直考えていなくて、どちらもすごくいいプログラムで、ただ、SP、もう1個の方はステファンに作ってもらったんですけど、スイスに行くことができなかったので、どうしてもまだ試合でやるというふうには手直しがまだ必要なのかなっていうこともあり、試合に向けて始めから作ったこのオーボエを1年間、アイスショーで滑っているので、すぐできるのはこちらかなということで、こちらを今回はやらせていただきますけれども、今後どうなるかは正直分からないですけど、多分とりあえずは今オーボエをメインでやっていって、なんかふとした時に、もしかしたらもう1個のやつもやるかもしれないです」

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