高梨沙羅がラージヒル初代女王「忍耐すれば結果は出る」

スポーツ報知
大倉山の紅葉を背に飛ぶ高梨

◆スキージャンプ全日本選手権▽ラージヒル(24日、札幌市大倉山ジャンプ競技場)

 NHK杯を兼ねて夏仕様でラージヒル(LH)を行い、初開催の女子で高梨沙羅(25)=クラレ=が115メートル、最長不倒129・5メートルの235・5点で初代女王に輝いた。22日ノーマルヒルと2冠を達成し、北京五輪シーズンに弾みを付けた。伊藤有希(27)=土屋ホーム=が2位。

 心の充実ぶりを見せつけた。初開催LHで沙羅が初代女王を手にした。北京イヤーの幕開けを告げる全日本でノーマルヒルと2冠発進。「自分のやりたいことに集中して。優勝はいい弾みになるかな」と笑顔でうなずいた。

 忍耐力が逆転を呼んだ。有利な向かい風発表でも気まぐれな大倉山。「テイクオフ時に攻めすぎたかもしれない」と1回目は115メートルの2位で折り返した。それでも「ジャンプの内容は良かったので。忍耐すれば結果は出る」。飛距離や風に左右されず自らの飛行を貫くと、2回目は追い風で129・5メートルを飛び、2位以下を圧倒した。

 平昌五輪後、助走姿勢などゼロから作り直してきた。「試合も毎回練習のようだった」と言うほど苦しい時期を乗り越え、「今は『やるべきこと』ではなく『やりたいこと』に挑戦できている」と表情も柔らかい。UHB杯(30日)を経てW杯開幕戦から再び世界へと飛び出す。北京まで、まもなく100日。飛ぶことを楽しむ沙羅は、きっと強さを増すはずだ。(川上 大志)

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