【高校野球】花巻東 来春センバツ“当確” 万谷大輝が延長10回サヨナラ打 投げては3失点完投

スポーツ報知
サヨナラを決め、二塁付近でガッツポーズをする花巻東の万谷

◆高校野球秋季東北大会▽準決勝 花巻東4-3八戸工大一=延長10回=(24日・石巻市民)

 準決勝2試合が行われ、花巻東(岩手)が八戸工大一(青森)に4―3でサヨナラ勝ち、聖光学院(福島)は青森山田(青森)を5―2で下し、決勝進出とともに来春のセンバツ高校野球(甲子園)出場を“当確”とした。花巻東は8番・万谷大輝投手(2年)が延長10回にサヨナラ打を放ち、投げても3失点完投と投打で活躍。決勝は26日に石巻市民球場で行われる。

 3―3の延長10回1死二塁、花巻東の万谷が内角直球を振り抜いた。打球は右翼線に落ち、二塁走者が生還。サヨナラだ。万谷は二塁を蹴ったところで左拳を突き上げ、ベンチから飛び出してきた仲間と熱く抱擁。「とにかくフルスイングすることしか考えていなかった。自分で試合を決めるという気持ちだった」とエースのバットで八戸工大一との熱戦に終止符を打った。

 何度も同点に追いつかれたが、エースを中心にしぶとく守り、一度もリードを許さなかった。2失点完投の準々決勝に続き先発した万谷は、準決勝も10回3失点完投。同点で迎えた8回1死一、二塁の場面は、「ギアを上げ、バックを信じて投げました」。県大会後に見直した変化球を大胆に投げ込み、最大のピンチを無失点に抑えて延長へとつなげた。投打で4年ぶり決勝進出に大きく貢献したエースを、佐々木洋監督(46)も「万谷様様です」とたたえた。

 2試合連続の“リベンジ”で、18年以来のセンバツを“当確”とした。前日23日の準々決勝は、昨秋の準決勝で惜敗した仙台育英に8―2でリベンジ。昨秋散った準決勝の舞台に再び臨み、指揮官は「選手たちには『準決勝がリベンジなんだ』と話していた。去年(仙台育英に)悔しいゲームを経験していましたので、大きく成長したと感じ、本当に、涙が出てきました」と瞳を潤ませた。

 決勝の相手となる聖光学院には4年前の決勝舞台で4―6で敗れており、3試合連続“リベンジ”へ勢いは十分だ。指揮官が今秋に掲げたのは「このチームで花巻東の歴史を変える」。初優勝と明治神宮大会初出場を果たして新たな歴史を刻む。(小山内 彩希)

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