【ヤクルト】村上宗隆、先制決勝打でついにマジック2 最短26日V「しっかり勝つ」

スポーツ報知
4回無死満塁、村上が右前適時打を放つ

◆JERAセ・リーグ ヤクルト6―4巨人(24日・神宮)

 優勝への重圧をはねのけた。2点差の9回、守護神・マクガフが3人で締め、連敗を3で止めた。高津監督は力強く何度も拳を握りしめた。マジックを「2」とし、ついに6年ぶりのリーグVに“王手”。「結果が全て。勝ててホッとしている」。穏やかな口ぶりが、苦しみの大きさを物語っていた。

 直近4試合で計8得点と苦しむ打線を、主砲がよみがえらせた。4回無死満塁で村上が右前適時打。リーグトップ巨人・岡本和の113打点に1差に迫る先制打に「ワンチャンスをものにできて良かった」。その後、満塁から投手の原にも三塁線を破る走者一掃二塁打が飛び出すなど打者10人で一挙6点。ベンチはお祭り騒ぎとなった。

 “優勝の儀式”がチームの結束を強めた。試合前の円陣は球団マスコットのつば九郎も加えて、肩を組む異例のスタイルで実施。リーグ制覇した15年、9月27日の巨人戦(東京D)で“スクラム円陣”を行って勝利し、マジック「3」を点灯させた場面をほうふつとさせた。中心に立った中村は「走塁、打撃、守備。全ていいイメージで想像してやっていきましょう」。強まった結束が、打者一巡の猛攻を呼び込んだ。

 指揮官の思いが届いた。19日からの1週間は、前日まで3敗1分け。マジック1ケタとしながら苦しむ中、ナインに語りかけた。「なるようにしかならない。全力で戦って結果はどうであれ、しっかり胸を張って戦おう」。重圧を受け止め、はね返した先に7日ぶりの勝利が待っていた。

 休養日を挟み、最短Vは26日DeNA戦(横浜)。お立ち台に立った村上が「あとマジック2つ。しっかり勝って優勝できるように」と宣言すれば、指揮官も「全力で戦うだけ。勝ちたい気持ちが勝つ近道、原動力だと思う」と気合を入れ直した。2年連続でどん底に沈んだツバメが王座に返り咲く瞬間は、もう目の前だ。(小島 和之)

 ◆2015年のヤクルト 就任1年目の真中満監督の下、4月にバレンティンの離脱があるなど、5月には9連敗で最下位に転落。首位から最大8・5差をつけられたが、その後立て直して7月に首位に浮上。その後は巨人との優勝を争い、10月2日の阪神戦(神宮)で延長11回に雄平がサヨナラ安打を放って14年ぶり7度目の優勝を決めた。山田が打率3割2分9厘、38本塁打、34盗塁で自身初のトリプルスリーを達成し、MVPを初受賞。

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請