【高校野球】和歌山東がセンバツ当確 硬式移行12年で春夏通じて初の甲子園 最大の武器は「声」

スポーツ報知
京都国際に勝利して4強入りした和歌山東ナインは、雄たけびを上げて喜ぶ(カメラ・義村 治子)

◆秋季近畿大会 ▽準々決勝 和歌山東3―2京都国際(24日・大津市皇子山)

 準々決勝3試合が行われ、和歌山東、金光大阪、大阪桐蔭の第94回センバツ高校野球大会(2022年3月18~30日)への出場が当確。県立の和歌山東は春夏通じて初の甲子園出場が有力となった。

 最後の打者を遊ゴロに打ち取ると、エース・麻田一誠(2年)は大きく両手を広げて満面の笑みを浮かべた。和歌山東ベンチからは「よっしゃー!」と雄たけびが上がった。2010年の軟式から硬式野球部への移行以来、12年目にして初の甲子園出場を当確とした。発足から指揮を執る米原寿秀監督(46)は「今まで歴史を重ねてきた、支えてくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びをかみしめた。

 雪辱に燃えていた。昨秋近畿大会の1回戦で京都国際に3―4の惜敗。麻田は「敗れた先輩の気持ちも背負って戦いたい」と意気込み、5回途中から2番手で1失点の好救援を決めた。「相手先発投手の読みもばっちり」的中させた指揮官の「外角狙い」との指示に応えた打線は、初回に3安打を集めて2点を先取。試合を優位に進めた。

 今秋の和歌山大会準決勝がきっかけになった。前チームから残った主力は1人だけだったが、夏の甲子園王者・智弁和歌山を5―4で破った。「魂のこもった野球を見せてくれた。新チームは力がなかったが、日を追うごとに気持ちを全面に押し出して戦うようになった」と指揮官。麻田も「個人としてもチームとしても自信になった」と手応えを得て、再び強豪撃破を果たした。

 和歌山東の野球はとにかく「声」を大事にする。攻撃時はベンチから、守備の際は三塁の此上平羅(このうえ・たいら)主将(2年)を中心に「ナイスプレー!」、「力抜いていけ!」の声が飛び交う。「目標は甲子園ベスト8」と主将。聖地でも勝利の雄たけびを上げる。(南 樹広)

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