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【天皇賞・秋】コントレイル、矢作調教師「動き超抜」現役残り2戦連勝でディープインパクト後継へ

復帰戦の天皇賞・秋へ向けて調整を続けるコントレイル
復帰戦の天皇賞・秋へ向けて調整を続けるコントレイル

◆第164回天皇賞・秋・G1(10月31日・芝2000メートル、東京競馬場)

 中距離戦における日本最強馬を決める第164回天皇賞・秋は31日、東京競馬場の芝2000メートルで行われる。伝統と格式を備えた大一番にスターホースが集結し、例年にも増して激戦模様だ。この究極の舞台で完全復活を目指すのが、無敗の3冠馬コントレイル(牡4歳、栗東・矢作厩舎)だ。ジャパンC(11月28日、東京)との残り2戦で引退という衝撃の決断も明らかになった。それだけに秋の盾にかける矢作芳人調教師(60)=栗東=の思いは格別だ。

 ラストシーズンの幕が開く。重馬場に泣いた大阪杯(3着)から約7か月。コントレイルがターフに戻ってくる。先月28日の帰厩後は順調に乗り込み、20日の栗東・CWコースでは6ハロン79秒4―12秒2の好時計で突き抜けた。矢作調教師はこれまで以上の手応えを感じている。

 「すごく良くなっている。休ませて、よかったと思います。随分いいなと思っていたけど、(20日も)動きを見る感じでは『超抜』だよね。春も決して悪くはなかったけど、(今は)いろいろな意味で完成期ということなんじゃないかな」

 舞台は東京の2000メートル。東京スポーツ杯2歳S(1800メートル)では1分44秒5という驚異の2歳JRAレコードで駆け、日本ダービーでは余力十分に史上7頭目となる無敗の2冠に輝いた。府中には様々な思い出が詰まっている。

 「今までのベストパフォーマンスは、その2つだろうね。そういう意味でも東京はベストだと思う。距離もベスト。コース設定に関しての言い訳はできないと思っています」

 その走りを目に焼き付けられるのは、あと2回しかない。このレースとジャパンCを最後に現役引退、種牡馬入りすることが決まった。

 「早い段階から決まっていました。3冠馬としては当たり前だと思う。3冠を取った時点で、もうそれぐらいの感じでした。種馬として、生産界が待っているわけだから、仕方ない。俺は調教師だから走らせたい気持ちもあるけど、そういう馬ではない。お父さんが死んだというのもあると思う。ヨーロッパの常識なら去年で引退だよ(笑い)」

 この秋に訪れた北海道の生産地ではディープインパクトの特徴を色濃く受け継いだ愛馬を待望する声をトレーナーは何度も聞いた。高まる期待を肌で感じた。だからこそ、あと2戦で有終の美を飾らせたい。

 「初戦だろうが、2戦目だろうが、何戦目だろうが、負けてはいけないと思っている。常にその気持ちです。このレースに関して、というのはありません。去年から、この馬に携わっている限り、ずっとそう思っています」

 力強い口調から伝わる熱い思い。完成形に進化を遂げた愛馬とともに勝利にこだわり、最後まで走り続ける。(山本 武志)

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