宇野昌磨2位 GP3季ぶり表彰台も「求めているレベルにまだ到達していない」

スポーツ報知
表彰台に上がる宇野昌磨(ロイター)

◆フィギュアスケート▽GPシリーズ第1戦・スケートアメリカ 第2日(23日、ラスベガス・オーリンズアリーナ)

 男子はショートプログラム(SP)2位の宇野昌磨(23)=トヨタ自動車=がフリー181・61点、合計270・68点で2位。2018年ファイナル以来となるGPシリーズ表彰台で、北京五輪シーズンに好スタートを切った。ビンセント・ジョウ(米国)が295・56点でGP初優勝。世界選手権3連覇のネーサン・チェン(米国)は269・37点で3位に終わり、佐藤駿(フジ・コーポレーション)が247・05点で4位。ペアは三浦璃来(19)、木原龍一(29)組=木下グループ=が自己ベストの208・20点で2位に入った。日本人同士のペアでGPの表彰台は史上初の快挙となった。

 攻めて粘った気迫のみなぎる4分間だった。宇野は表情を崩すことなく観客の拍手を受け止め、息を切らしてリンクを降りた。世界選手権3連覇のチェンを上回り2位に食い込み「光栄に思う。これだけレベルが高い中でこの順位を残せたことはすごいこと」。北京五輪シーズンGPシリーズ初戦で、2018年ファイナル以来の表彰台に立った。

 今季挑んでいる4種類5本の4回転は、転倒も空中で回転がほどけることもなく最後まで滑りきった。冒頭のループは片手をつき、サルコーは重度の回転不足になったが、2つのトウループは成功。演技後半のフリップも耐えた。前日のSP後にうれしそうに口にした。「自分の構成が一番難しいわけではないというのを目の当たりにした。本当に世界ってレベルが高い」

 フリーでは優勝したジョウが4回転5本、チェンは6本を投入した。久々の海外での大会は、公式練習からすでに刺激を受けていた。「ビンセント(ジョウ)選手は日頃からフリープログラムを安定して何回も何回もやっているんだなというのが練習からにじみ出ていた。僕ももっと練習からできるんじゃないか」。今後はさらに曲かけを増やし、体に染みこませていく。

 12月のファイナル進出をかけ、次戦のNHK杯(11月12~14日、東京)を戦う。「自分の求めているレベルにまだ到達していないという現実を改めて再確認した。NHK杯に向けて練習を積み重ねていきたい」。上々のスタートを切った勝負のシーズン。試合を重ねつつ「ボレロ」を完成形に近づけていく。(高木 恵) 

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