岡部孝信氏が解説 「ゾーン」に入った小林陵侑 一人だけ違う所を飛んでいる

スポーツ報知
紅葉を背に飛ぶ土屋ホーム・小林陵侑(カメラ・川上 大志)

◆スキージャンプ 全日本選手権ラージヒル(24日、札幌市・大倉山ジャンプ競技場、HS=ヒルサイズ137メートル、K点123メートル)

 NHK杯を兼ねて行われ、小林陵侑(24)=同=が141・5メートル、135メートルの合計296・0点で優勝。女子は高梨沙羅(25)=クラレ=が115メートル、129・5メートルの合計235・5点で制し、ともに全日本ノーマルヒルとの2冠を達成した。

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 陵侑は、18―19年にW杯総合優勝をした時のような感じで、「ゾーン」に入っている状態だ。調子があの時に戻っているというより、さらにパワーアップして、力強い感じがする。踏み切りでも、ほとんどミスをしていないし、いい角度で飛び出せるから飛距離も伸ばせる。有利な向かい風が吹いていなくても関係ない。他選手と比べても、まるで一人だけ違う所を飛んでいるような感じだった。

 沙羅も、いい仕上がりをしている。体つきから、陸上トレーニングをしっかりやっている印象だ。技術も安定し、踏み切りで以前よりもパワーを出せるところから立ち上がっていると感じる。課題に挙げていた空中姿勢も、改善できている。飛び出した直後に少しだけふらつきはあるが、今後W杯開幕までに微調整できる範囲だろう。(98年長野五輪団体金メダリスト、雪印メグミルクスキー部監督・岡部孝信)

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