【高校野球】花巻東が2年連続4強入り 仙台育英にリベンジ 万谷大輝が完投…24日準決勝は八戸工大一戦

スポーツ報知
ゲームセットで田代(左)とグータッチする花巻東の万谷

◆高校野球秋季東北大会準々決勝 花巻東8-2仙台育英(23日、石巻市民)

 準々決勝4試合が行われ、花巻東(岩手)が昨秋の準決勝で敗れた仙台育英に8―2でリベンジ。強力打線に加え、2失点完投したエース左腕・万谷大輝投手(2年)らの守備力も発揮し、2年連続で4強入りした。八戸工大一(青森)は大館桂桜を5―2で破り、15年ぶり4強。脊髄(せきずい)損傷のリハビリを乗り越えた舘宥丞一塁手(2年)が決勝打を放った。聖光学院(福島)は4年ぶり、青森山田(青森)は6年ぶり準決勝進出。勝てば来春のセンバツ出場に大きく近づく準決勝はきょう24日、石巻市民球場で行われる。

 最後の打者を中飛に打ち取った花巻東の万谷は、左拳をグッと握り締めた。128球を受けた田代旭捕手(2年)と笑顔でグータッチし「3、4失点を覚悟していた。テンポよく打ち取れたと思います」と堂々の公式戦初完投に胸を張った。

 4回まで1―0と緊迫した状況だったが、緩急を使う投球で、7回まで無失点と相手打線をほんろう。8回に2ランを浴びるも「どんな状況になっても安定して投げる」と動じなかった。県大会までは一度流れを渡すと失点を重ねることがあったが、最速129キロの直球にチェンジアップを織り交ぜ、大会2連覇中の強豪を振り切った。

 花巻東らしい野球で2年連続の4強入りだ。県大会のチーム防御率は8点台。高校通算本塁打47本の佐々木麟太郎一塁手(1年)を筆頭に強力打線で岩手を制すも、佐々木洋監督(46)は「バッテリー中心に守備からリズムを作るウチらしい勝ち方じゃなかった」と守備を強化してきた。

 投手陣は変化球を見直し、練習試合での「1試合3失点以内」という目標を経て挑んだ今大会は、2戦で「無失策&計3失点」。左打者8人が先発しながら、仙台育英の左腕投手陣から11安打した打線とともに、投打がかみ合ってきた。

 昨秋準決勝は0―1で惜敗した相手にリベンジし「(準々決勝が)大きなヤマという意識で、選手たちも気持ちが入っていた」と指揮官も安堵の笑顔。初優勝と明治神宮大会初出場をつかむ準備は、攻守ともに整った。(小山内 彩希)

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