全道高校駅伝 男子は札幌山の手が3連覇…スローガンは「雲外走天」 竹本憲伸主将「青空広がった」

スポーツ報知
仲間に胴上げされる札幌山の手の竹本主将

◆全道高校駅伝(23日、北斗市高校駅伝特設コース=男子7区間42・195キロ)

 男子は札幌山の手が、2時間8分49秒で3年連続12度目の優勝を飾った。1、2区で北海道栄に先行されたが、3区のエース、キンヤンジュイ・パトリック(3年)、4区の竹本憲伸主将(3年)らの活躍で逆転勝ち。女子は旭川龍谷が1時間12分26秒で6年連続9度目の優勝、5区間中4区間で区間賞を獲得した。男女優勝校は、12月26日に京都で行われる全国高校駅伝に出場する。

 まさに、曇りのち晴れ。接戦を制した札幌山の手に笑顔の輪が広がった。7区間中、区間賞は3つだけ。梶山一樹監督(50)は「これが駅伝、全選手がブレーキなく自分の役割を果たしてくれた」と頑張りをたたえた。

 1区で道栄の全道高校5000メートル王者・森が区間賞、2区も先行を許したが、1分6秒差でタスキを受けた3区のキンヤンジュイが爆走、高校総体5000メートル2位の実力を発揮し逆転、39秒差をつけ4区・竹本に中継。途中、25秒差まで詰められたが、竹本は「最後まであきらめないのが駅伝」と気合を入れ直し、59秒差に広げ流れを決めた。

 札幌山の手は今季トラック種目でキンヤンジュイ以外、3年生が振るわず「最弱世代」のレッテルも貼られた。梶山監督は、奮起と自立を促すため6月に10日間“指導ボイコット”の荒療治を実施。危機感を抱いた3年生が竹本主将を中心に話し合い、練習でもキンヤンジュイがペースメーカーを務め全体の底上げを図った。今季スローガンは「雲外蒼天」をもじった「雲外走天」。努力し試練を乗り越えれば、青空が広がる意味だ。13回目(09年の記念大会は第2代表で出場)となる全国。過去最高は17年の7位入賞。竹本主将は「雲の中でもがいてきたが、今大会でようやく青空が広がった。さらに進化し先輩たちの成績に近づきたい」と力を込めた。

(小林 聖孝)

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