J2甲府が長崎に2―1で4連勝! FWウィリアンリラが亡き兄に捧ぐV弾で今季は初の逆転勝ち

スポーツ報知
J2甲府FWウィリアンリラ

◆明治安田生命J2リーグ第35節 甲府2―1長崎(23日、JITリサイクルインクスタジアム)

 J2で3位の甲府はホームで4位長崎を今季初の逆転となる2―1で下し、4連勝を飾った。同点の後半20分にブラジル人FWウィリアンリラが決勝の左足弾を決めた。ホームは16戦負けなし。試合のなかったJ1昇格圏の2位京都とは勝ち点差が5になった。

 天国の兄のため、そしてJ1昇格を目指す甲府のため、どうしても得点がほしかった。後半20分、左クロスをワンタッチで左足シュートした。「お兄ちゃんが2週間前に心臓麻痺でなくなった。彼に捧げたい」。今季7点目で5試合ぶりの得点は特別なゴールとなった。

 ウィリアンリラは7人兄弟。特にセザールさんは「一番面倒をみてくれた」お兄さん。部屋も同じで試合や練習の送迎もしてくれた。「彼のおかげでサッカー人生が始まったんだ」。プロ選手としてキャリアを歩み、母国と遠く離れた日本での活躍の裏にはセザールさんの存在があった。

 チームは今季初の逆転勝ち。しかも試合前まで勝ち点差1の長崎から勝てたことは大きい。伊藤彰監督は「年間を通して逆転勝ちがないのは課題だった。でも早い時間で追いつけて、選手たちもメンタルが強かった。成長できている」とたたえた。決勝弾を決めた助っ人は「難しい試合だったが、勝ててよかった」。J1昇格圏の首位・磐田が愛媛に引き分け、勝ち点差は8、試合がなかった京都とは勝ち点差5になった。ブラジル人FWが兄への恩返しのためにも大逆転昇格へと導く。(山田 豊)

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請