【巨人】原辰徳監督続投決定、来季通算16年目の指揮は巨人歴代トップ!延長は複数年か

ファンの拍手を浴びて場内一周する原辰徳監督(手前)らナイン(カメラ・関口 俊明)
ファンの拍手を浴びて場内一周する原辰徳監督(手前)らナイン(カメラ・関口 俊明)

◆JERAセ・リーグ 巨人11―1ヤクルト(23日・東京ドーム)

 巨人・原辰徳監督(63)が来季も指揮を執ることが23日、決まった。今季の本拠東京D最終戦となったヤクルト戦で勝利し、3位でのクライマックス・シリーズ(CS)進出が決定。山口寿一オーナー(64)が、今季が3年契約最終年となる指揮官の去就について「続投を要請して、内諾を得ました」と明言した。通算16年目の指揮は球団歴代トップとなる。10月に2軍監督から配置転換となった阿部慎之助作戦コーチ(42)も1軍コーチとなる方針。来季は原監督のそばで、帝王学を伝授される。

 百戦錬磨の名将が、来季も指揮を執る。今季本拠最終戦となったこの日のヤクルト戦に快勝し、CS進出が決定。試合後、山口オーナーが報道陣に対応する中で、今季が3年契約の最終年となる原監督の去就について「来季、原監督に続投を要請して、内諾を得ました」と契約を延長することを明言した。年数は複数年を軸に検討され、ポストシーズン終了後に正式に決定する見込みだ。

 今季は目指したリーグ3連覇はかなわなかったが、山口オーナーは続投を決めた理由を「原監督には選手を育てながら勝ってほしい、それと指導者も育ててほしいとお願いしてやってきた。その点に関してはずいぶん力を尽くしてくれている」と昨季までの連覇を含めた手腕を評価。今季は、開幕直後からコロナ陽性判定や主力の相次ぐ故障でベストメンバーが組めない中での戦いが続いたが、広岡、北村、香月ら若手の力で補い奮闘。制球が課題だったビエイラも今季はクローザーとして一本立ちさせた。首脳陣も1、2、3軍の入れ替えを重ね、杉内、山口といった若きコーチにも経験を積ませた。「(今季は)結果が出ていないので、批判もあろうかと思いますけれども、私の立場からは原監督に対する信頼関係は変わっていない」と強調した。

 一方で、V逸の原因も分析している。チームは9月2日には貯金15で首位に立っていたが、同3日からこの日までは9勝24敗7分けと勝負どころで失速。その原因を山口オーナーは「今年に関しては、去年から戦力の上積みが思うようにというか、全くできていなかった」と補強の失敗を挙げた。今季はFAで2選手を獲得したが、梶谷は度重なる故障に泣き、井納は不振で4月から2軍暮らしが続いた。助っ人陣も今季新しく獲得したテームズ、スモーク、ハイネマンの野手3人が故障や家族の事情でそろって帰国するなど戦力となれなかった。「これはもう球団全体として受け止めなければならない」と球団の課題として挙げた。

 また山口オーナーは合わせて元木ヘッドコーチの留任、今季途中で2軍監督から配置転換となった阿部作戦コーチは来季は最初から1軍コーチとして登用する方針を明かした。「巨人にとって、阿部くんを1軍ベンチに入れるのは大事な人事。それは本人も分かっていると思います」と同オーナー。監督通算16年目となる来季、チームの立て直しを図る原監督のそばで、阿部コーチに帝王学を学ばせる構図が浮かび上がる。未来への大きな一歩を踏み出した。(西村 茂展)

 ◆原 辰徳(はら・たつのり)1958年7月22日、福岡・大牟田市生まれ。63歳。東海大相模高―東海大を経て、80年ドラフト1位で巨人入団。81年に新人王、83年は打点王とMVP。95年に現役引退。通算1697試合、1675安打、382本塁打、1093打点、打率2割7分9厘。99年に野手総合コーチとして巨人復帰。ヘッドコーチを経て、2002年に初の監督就任。リーグ優勝9度、日本一3度。09年の第2回WBCで日本代表監督を務め世界一。一昨年、巨人監督に3度目の就任。18年、野球殿堂入り。180センチ、86キロ。右投右打。

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