10月23日の東京9R・アイビーS・L(芝1800メートル=8頭立て)は、2番人気のドウデュース(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)が、直線抜け出しでデビュー2連勝を飾った。勝ち時計は1分49秒3(良)。
きっちりとスタートを決めて、少頭数らしくスローペースの流れで道中は3、4番手で運んだ。直線で外へ持ち出すと、鞍上のゴーサインに応えて加速。抜け出してから少しふわふわするところを見せたが、最後は追い上げるグランシエロ(5番人気)を首差で退けた。
武豊騎手は「あまり着差はなく、最後はふわふわしたけど、内容的には完勝だね。いい瞬発力があった。距離は分からないけど、マイルから2000メートルという感じかな。能力は高い」と、笑顔で勝利を振り返った。
友道調教師は「普段はおっとりしているが、競馬に行くとスイッチが入って、オンとオフの切り替えができる。体形と走りはマイルだけど、性格的には距離は持ちそう。あと年内に1回使えれば」と、馬の状態などをみたうえでG1の舞台も視界に入ってきそうだ。