【箱根予選会】山梨学院大は4位通過 日本人の集団走と“追い風”で2年連続35回目の出場

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力走する各大学の選手たち

◆報知新聞社後援 第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(23日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース=21・0975キロ)

 山梨学院大は4位(最終総合タイム10時間41分15秒)で2年連続35回目の出場を決めた。ケニア人留学生ポール・オニエゴ(4年)が個人7位の1時間2分15秒でゴールすると、松倉唯斗主将(4年)が1時間3分01秒で個人21位で続いた。

 予選会でプルシアンブルーが輝いた。山梨学院大の4位での通過発表を聞くと、テント内で喜びを分かち合った。チームの日本人トップの松倉は「前評判は苦しいと言われていたので報われました」と胸をなで下ろした。飯島理彰監督は「落ち着いて隊列を組んで走ることができました」と選手をたたえた。

 ケニア人留学生と日本人が作戦通りの走りを遂行した。13キロ過ぎにエース・オニエゴが先頭集団から飛び出し、一時はトップに立つなどタイムを稼いだ。一方で日本人は3人ずつのユニットを組んでの集団走した。

 6人の集団走が機能せず予選落ちした19年の反省を生かし、練習から3人ずつで走らせるなど実践を想定したメニューを組んだ。少人数で引っ張り合うことでチーム10番目の篠原楓(3年)が1時間5分26秒で走るなど安定した走りを見せた。

 気候も後押しした。立川は午前9時には14・9度まで上がり、風も強かった。だが木山達哉(3年)は「山梨は冬にもっと強い風が吹いているのでそれに比べれば平気。外的要因も後押ししてくれたかも」。山梨学院大が練習する甲府盆地には八ヶ岳おろしと呼ばれる冷たく乾燥した強風が吹く。過酷な環境での日々の練習が立川での“追い風”になった。

 長野・車山での夏合宿では練習メニューを順調に消化した。疲労を残しながら挑んだ9月25日の記録会では例年より速い設定を課され、記録は伸びなかった。それでも木山が「危機感を持てた」と話すように、松倉主将のリーダーシップの下、チームは一丸となり底上げに成功した。本戦での目標は15年度以来のシード権(総合10位以内)獲得。強豪復活のため、再び甲府で健脚を磨き上げる。(山田 豊)

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