10月23日の阪神4R・2歳新馬(ダート1400メートル、12頭立て)は、1番人気の外国産馬ペルアア(牝2歳、栗東・野中賢二厩舎、父アメリカンファラオ)が逃げ切った。勝ちタイムは1分25秒9(良)。
ゲートを勢いよく出ると、序盤の芝の部分で楽にハナヘ。平均的な流れで引っ張った。直線を向いても手応えは抜群。外から迫ってきたパーティーベルを1馬身1/4差で振り切った。
岩田望来騎手は「ゲートがすごく良く、内枠だったので逃げる形になりました。ポテンシャル的に奥深いものがありそうです。(今後は)馬群の中での競馬を経験させたいですし、それによってはレースの選択肢も広がってくると思います」と評価した。
野中調教師は「もう少し脚をためられるようになってほしいけど、初めての競馬で物見しながらふわふわ走っていたのが、かえってよかったね」と笑顔。「この父の産駒にしては器用だから、育て方次第になる」と2戦目以降へ表情を引き締めていた。