【箱根予選会】名門・日大21位で敗退…2年ぶり復活ならず

スポーツ報知
力走する各大学の選手たち(カメラ・竜田 卓)

◆報知新聞社後援 第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(23日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース=21・0975キロ)

 出場41校が上位10人のハーフマラソンの合計タイムで競い、上位10校が箱根駅伝本戦(来年1月2、3日)の出場権を獲得した。前回の予選会でチームワーストの18位で大敗した日大は今回も21位で落選した。前回優勝の駒大はじめシード10校、予選会通過10校とオープン参加の関東学生連合の計21チームが新春の箱根路に臨む。

 予選会は例年、陸上自衛隊立川駐屯地をスタート、立川市街地を回り、国営昭和記念公園ゴールのコースで行われているが、今回は新型コロナウイルス感染防止対策として、昨年に引き続き、無観客で陸上自衛隊立川駐屯地内の1周約2・6キロの滑走路を周回するコースで開催された。各校14人以内の登録選手から当日に12人以内が出走。日大ランナーは平たんコースでもスピードに乗れず、2年連続で本戦出場を逃した。

 無観客の静かな会場に響く成績発表のアナウンス。上位10校に「日本大学」の名は呼ばれず、落選が決定した。

 正式発表を聞いた小川聡監督、山本起弘主将(4年)ら日大チームは、がっくりと肩を落とした。前回の予選会でチーム内2位(日本人トップ)で関東学生連合チームに選出された小坂友我(4年)、1万メートルでチーム3位の28分21秒52の自己ベストを持つ松岡竜矢(3年)が登録メンバーから外れたことも敗戦に大きく響いた。

 箱根駅伝で歴代3位の優勝12回を誇る名門の日大は、昨年から迷走を続けた。昨年1月の箱根駅伝本戦で18位に終わり、6年連続でシード権を逃した。その結果を受け、昨年6月に若手の武者由幸監督が退任。関東学生陸上競技連盟の名誉会長で当時77歳の青葉昌幸監督が急きょ就任した。1990年度に大東大の監督として史上初の学生駅伝3冠に輝いてから30年。大東大監督を退任した2000年以来、20年ぶりの現場復帰だった。日大OBでもある大ベテランの青葉監督は東京・稲城市の選手寮内にある監督室に住み込み、約60歳も年下の学生と暮らした。練習メニューに「縄跳び」が取り入れられることがあったが、チーム強化につながらず、昨年の予選会はチーム史上ワーストの18位で大敗した。

 結局、青葉監督は今年の3月末で退任。就任から、わずか10か月のことだった。

 後任として小川聡監督が就任した。日大OBの小川監督は、1990年代前半はコーチの肩書ながら、実質的な監督として日大を率いた。横浜銀行女子監督に転身した後、01~08年、13~16年に日大監督を務めた。今回で事実上、4度目の登板だった。小川監督は、元長距離ランナーには見えない大柄な体格がトレードマークの親分肌。しかし、チームを立て直すことはできず、2年連続で予選会敗退となった。

 2010年以降で、小川監督は延べ6人目の指揮官(実質的な監督のコーチを含む)。その間、強化方針が何度も変わり、日大は低迷を続ける。名門復活の道のりは、あまりにも険しい。

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