箱根駅伝予選会、あす23日号砲 日体大は74年連続出場目指す 駿河台大は初出場なるか

箱根駅伝予選会は、今年も陸上自衛隊立川駐屯地内の周回コースで行われる(写真は昨年の予選会)
箱根駅伝予選会は、今年も陸上自衛隊立川駐屯地内の周回コースで行われる(写真は昨年の予選会)

 第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=来年1月2、3日)の予選会は23日午前9時35分にスタートする。41校が出場し、ハーフマラソン(21・0975キロ)の上位10人の合計タイムで10枠の本戦出場権を争う。出場各校は22日、それぞれ最終調整を行い、立川決戦に備えた。前回優勝の駒大はじめシードの10校、予選会を突破した10校、予選会で敗退した大学の選手で編成されてオープン参加する関東学生連合の計21チームが新春の箱根路に臨む。

 例年、箱根駅伝予選会は東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地をスタート、国営昭和記念公園ゴールのコースで行われているが、新型コロナウイルス感染防止対策として昨年に引き続き、今年も無観客で駐屯地内の周回コースで開催される。例年のコースでは終盤の公園内の起伏が選手を苦しめるが、駐屯地内の平たんなコースは昨年と同様にスピード決着が見込まれる。ただ、強風が吹いた場合、高速レースではなく、耐久レースになる可能性もある。予選会を戦うランナーには「速さ」だけではなく真の「強さ」が求められる。

 法大、明大、中大、拓大は戦力が整っており、突破が有力視される。

 その4校が順当に突破を果たした場合、残るは6枠。中央学院大、国士舘大、日体大、神奈川大、城西大、駿河台大、山梨学院大、専大、大東大、上武大の10校が争うことが濃厚だ。

 名門の日体大は74年連続74回目の出場を目指す。連続出場記録は現時点の歴代2位で継続中としては最長。順調に行けば歴代1位の中大に2035年に並び、36年に超える。日体大にとって、絶対に途切れさせてはいけない大記録だ。「伝統は力になります。その一方、連続出場を途絶えてはいけないプレッシャーもあります。箱根駅伝連続出場は日体大に求められる最低ライン。それは学生も私も分かっています」と玉城良二監督は表情を引き締めて話す。

 一方、新興校の駿河台大は悲願の初出場を狙う。法大時代に箱根路を沸かせた徳本一善監督が個性豊かなチームを作り上げた。その象徴が、31歳の今井隆生(4年)。中学校の体育教師を休職し、心理学を学びながら、箱根路を目指している。「今井は31歳にして、まだまだ、強くなっている。チームに与える影響は大きい」と徳本監督が高く評価する今井の魂の激走が注目される。

 日大、筑波大、立大、麗沢大、東農大の5校は、ボーダーラインのやや下という微妙な位置にいる。前回の予選会でチーム史上ワーストの18位で大敗した日大は2人の主力選手が登録メンバーから外れた。突破への道のりは険しいと見られる。

 ただ、何が起こるか、分からないのが、箱根駅伝予選会。名門校、新興校が入り乱れた激戦となることだけは間違いない。

 熱戦の模様は、日本テレビの地上波生中継(関東地区ほか)に加え、今年から無料配信サービス「TVer」で初めてライブ配信される。解説は住友電工の渡辺康幸監督が務める。昨年の予選会を史上最速タイムでトップ通過して本戦でも7位でシード権を獲得した順大の長門俊介監督と、箱根駅伝7区区間記録保持者で箱根駅伝予選会では通過も落選も経験した明大OBの阿部弘輝(住友電工)がゲスト出演する。

 ◆第98回箱根駅伝予選会開催要項

 ▽日時、コース 10月23日午前9時35分スタート。東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地内を周回する公認コースのハーフマラソン(21・0975キロ)。

 ▽競技方法 全選手が一斉スタート。各校、登録選手の中から10~12人が出場し、上位10人の合計タイムで争う。留学生は登録2人以内、出場1人以内。上位10校が本戦の出場権を獲得する。

 ▽出場資格 選手登録は1校10~14人。登録選手全員が19年1月1日~21年10月10日に1万メートル34分以内の公認記録を有すること。

 ▽関東学生連合 予選会で敗退した大学の中から個人成績上位者を中心に選考。例年通り5月の関東学生対校の成績も考慮される。1校1人に限定し、本戦出場経験がない選手が対象。留学生を除く。本戦ではチーム、個人ともに順位がつかないオープン参加となる。

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