NHK大河「青天を衝け」 中村芝翫演じる“変人”登場! 修羅場を救った妻の優しさ…第32回見どころ

スポーツ報知
妻の千代(橋本愛=左端)に土下座する渋沢栄一(吉沢亮)と大内くに(仁村紗和)。NHK大河「青天を衝け」より

 俳優の吉沢亮が実業家の渋沢栄一を演じるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜・後8時)の第32回「栄一、銀行を作る」(24日放送)で、栄一が第一国立銀行の総監役に就任する。

 名称からは分かりにくい銀行だが、民間企業の三井と小野組が合同出資した株式会社。栄一は明治政府を辞めて民間人となる。そこへ第32回からの出番となる岩崎弥太郎(中村芝翫)が登場。三井組番頭・三野村利左衛門(イッセー尾形)、小野組番頭・小野善右衛門(小倉久寛)に加え、個性豊かな財界人に囲まれる日々。吉沢がインタビューで「明治に入って周りが変人ばかりで…」と言っていたのを思い出す。

 前回の第31回「栄一、最後の変身」(17日放送)では、栄一が政府を辞めて民間へ転職する心境の変遷が描かれた。気付いたら昔、自分が嫌っていたタイプの役人に、自分がなってしまったのでは…と反省。回想シーンでは、地元埼玉の農民時代に代官から理不尽に金を徴収された場面も。栄一に初心を思い出させてくれる。

 ここまで農民、武士(攘夷派)、幕臣、政府役人と立場を変えてきた栄一が、ようやく実業家になるということで、タイトルは「最後の変身」に。その一方でSNS上では「どう考えてもライダーじゃん」とざわついた。吉沢といえば出世作となったのが2011年の「仮面ライダーフォーゼ」。人気キャストの仮面ライダーメテオだった。番組関係者は「タイトルとライダーとの関係性は分かりません」と笑うが、吉沢本人はツイッターで「ready?」と変身の際のベルト音をつぶやいている。

 忘れてはいけないのが、栄一夫婦の“修羅場”。栄一の不倫が発覚したどころか、不倫相手の大内くに(仁村紗和)が妊娠していた。懸命の土下座を見せる栄一に妻の千代(橋本愛)は「おくにさん、おなかのお子も、ここで暮らせばよいべ」の言葉。あまりの寛容さに驚く。秀逸なのは直後の千代が一人になったシーン。真顔になると「ハァ~」。約10秒の演出ながら、ネット上では男女視聴者から絶賛の嵐。登場人物の細かい心情が丁寧に描かれているのも人気の要因の一つだ。

 第31回の世帯視聴率は14・0%だった。最大のライバル・テレ朝系「ポツンと一軒家」が休みだったとはいえ、強豪の日テレ系「世界の果てまでイッテQ!スペシャル」を抑えて、時間帯トップに。最終回が第41回(12月26日)と発表されているだけに、残りあと10回。カウントダウンが始まってしまう。SNS上では「寂しい~!」の大合唱が始まっている。

(NHK担当・浦本将樹)

※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区

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