岸井ゆきの、主演映画「やがて海へと届く」で親友の死に「どう喪失と向き合うのだろうと考えた」

スポーツ報知
映画で親友役を演じる岸井ゆきの(左)と浜辺美波。写真家の木村和平氏がフィルムカメラで撮り下ろしたツーショット

 女優の岸井ゆきの(29)が来春公開の映画「やがて海へと届く」(中川龍太郎監督)に主演し、浜辺美波(21)の親友役を演じていることが21日、分かった。

 彩瀬まる氏による同名小説の実写化。突然消息を絶ち亡くなってしまった親友・すみれ(浜辺)との別れを受け入れられずにいる主人公・真奈(岸井)が、悲しみを抱えながらも喪失を受け止めて新たな一歩を踏み出そうとするストーリーだ。

 亡き親友に思いをはせ続けるという難役に、岸井は「自分を満たしていた存在が力ずくで奪われたとき、自分は何を感じてどう喪失と向き合うのだろうと考えました」とコメント。「愛(いと)しい記憶をつなぎ合わせてもここには何も無いこと、忘れないと決めても『今』が抗(あらが)いようもなく押し寄せてしまうこと。胸が詰まるような思いの先で、息が出来る場所をさがす物語です」と語った。

 不思議な魅力をまとった役柄に挑戦した浜辺は「どんなに親しく時間を共に過ごしていても人と人である限り、みえているのは側面でしかないことばかりです。そんな側面をつなぎあわせて友人をさがす物語でもあって。エンドロールが流れた瞬間にもう一度はじめから観(み)返したくなりました」と思い入れを告白。「喪失を悲しみとしてだけ残さない作品」と語った。

 2人は19年のフジ系「大奥 最終章」、昨年の日テレ系「私たちはどうかしている」で恋敵の間柄を演じたが、映画は初共演。今作では深い絆で結ばれた友情を濃密な空気感で演じており、中川監督も「時間や空間を超えた『ラブストーリー』だと思っています」と若手の本格派女優同士の競演に手応えをみせた。

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