ロナウドで劇的決勝弾! 欧州CLで2試合連続の夢劇場…マンUが2点差ひっくり返す

スポーツ報知
ロナウド、アッパレ!(ロイター)

◆欧州CLグループ戦第3節 マンチェスター・U 3-2 アトランタ (20日、英マンチェスター=オールド・トラフォード)

 マンチェスター・Uが、本拠地オールド・トラフォードで、2試合連続の逆転勝ちを果たした。前節のビジャレアル戦は1点を先行されてから、最後はCロナウドの決勝弾で2-1の大逆転勝利。前節に続いて今回も前半に2点をリードされたところから、後半3点を奪った強烈な逆転劇となった。最後は前回と同じく、ポルトガル人スーパー・スターが決めた。

 前半は悪夢のような展開だった。試合はキックオフ直後からマンチェスター・Uが攻勢。しかし先制点はアトランタ。前半15分、ホーム・チームの一瞬の隙をつき、フリーキックから右サイドを突破したザバコスタがゴール前にクロスを放つと、飛び込んだFWパサリッチが至近距離で左足を伸ばして押し込み、アウェイ・チームが1点をリードした。

 さらに同29分、今度は右サイドのコーナーキックからアトランタが2点目を加点。強いコーナーをニアでデミラールが完璧なタイミングで頭を合わせ、豪快にゴールネットを揺らした。

 一方のマンチェスター・Uもラシュフォードやフレッジに決定機が訪れたが、決めきれず。前半終了のホイッスルが鳴ると、7万6000人の観衆の中からブーイングも起こった。

 しかし後半、ファーガソン監督時代の『夢劇場』が帰って来た。その予兆は後半が開始されて2分後にロナウドが相手GKと1対1となったチャンスで現れる。そしてこの5分後の後半8分、アトランタのバックパスが乱れてボールがマンチェスター・UMFフェルナンデスの足元へ。そこからすかさずポルトガル代表MFが相手の最終ラインを切り裂くスルーパスを放つと、ラシュフォードがアトランタPA内左サイドに走り込み、体を開いて右足を一閃。対角線上の右サイドネットを揺らす技ありゴールでまずは1点差に詰め寄った。

 ここからはまさにかつてのマンチェスター・Uを彷彿させる押せ押せの攻めダルマ。後半12分にはグリーンウッドのクロスにボランチのマクトミネイがゴール前に飛び込み、左膝を合わせてポストを叩くと、同19分にはフェルナンデスのスルーパスで最終ラインの裏に抜けたロナウドが左足を合わせて枠内にシュート。これは惜しくもGKの好セーブに阻まれたが、この時点でオールド・トラフォードが夢劇場と変わり、沸騰し始めた。

 そして後半30分、ついに2-2の同点に追いつく。コーナーキックからの流れで、最前線の左サイドに残っていたマグワイアの足元に右サイドからのクロスが流れた。このボールに巨漢DFが右足を見事にダイレクトで合わせ、強烈なハーフボーレーをアトランタ・ゴールに叩き込んだ。

 最後はこの人、クリスチアーノ・ロナウド。後半36分、マンチェスター・Uが押し込んで奪ったコーナー・キックからの流れで、左サイドの深い位置からショーが左足でロングクロス放った。ゴールから舞い戻るように大きな弧を描いたボールの先にいたのがCR7。強烈かつ完璧なヘディングで決勝ゴールを奪った。

 これがロナウド自身140本目となるヘディングゴール。欧州CL歴代ゴールも前人未到の荒野を行く137点目に伸ばした。さらに今季はこれで2007年以来となる欧州CL戦3試合連続ゴール。ちなみに前回欧州CLで”3試合連続”を決めたシーズンはマンチェスター・Uをヨーロッパ・チャンピオンに輝かせている。

 このスーパースターの決勝弾で、プレミアの前節でレスターに4-2負けを喫して批判が集まっていたスールシャール監督も胸を張った。そして「最前線をリードし、何度もスプリントして、しかも自軍のゴール前で相手をブロックし、守備にも体を張っていた。もちろんゴールも決めた。ゴールを決めることでは誰にも負けない。今日の彼はセンターフォーワードとしての仕事を全て完璧にこなした」と話して、オールド・トラフォードに”夢”を持ち帰ったロナウドを絶賛すると、大きな青い目を見開いて、負けていればF組の最下位に沈んでいたところから大逆転の首位に躍り出た興奮を隠しきれずにいた。

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