【ヤクルト】阪神と直接対決は価値あるスコアレスドローで優勝マジック3 最短V22日神宮で胴上げだ

スポーツ報知
阪神と引き分けマジックを「3」に減らし、スタンドにあいさつする(手前左から)山田、村上、中村らヤクルトナイン(カメラ・岩崎 龍一)

◆JERAセ・リーグ 阪神0―0ヤクルト(20日・甲子園)

 ヤクルトは2位・阪神に引き分け、優勝マジックを1つ減らして「3」とした。先発の高橋が7回無失点。打線は4安打で2戦連続の無得点となったが、3投手の継投で今季最後の直接対決をドローに持ち込んだ。最短Vは22日の広島戦(神宮)で、本拠地胴上げに向け再加速する。

 苦しみながら、何とか引き分けに持ち込んだ。両チーム無得点の9回。守護神・マクガフは2死二塁のピンチを背負ったが、糸原を左飛に仕留めた。勝ちに等しいドローに、三塁を守る村上がグッと右拳を握りしめた。今季18度目の引き分けで、優勝マジックを1つ減らして「3」。高津監督は「(打線が)0点で負けなかったのだから、よしとしないといけない」と振り返った。

 2位・阪神との敵地2連戦。19日の初戦は16被安打11失点と大敗した嫌な流れを左の剛腕が止めた。先発の高橋は4回まで無安打の快投。5回は連打で無死一、二塁とされたが後続を断ち、7回4安打無失点で三塁すら踏ませなかった。「何もプレッシャーを考えずに投げようと思っていた」と冷静に虎打線を料理し「アウェーの感じを自分の力に変えながらいい投球ができた」と余裕すら感じさせた。

 後輩のヒントが生きた。19日に先発した4歳年下の奥川から、季節の変化によって「ボールが乾燥して滑る」と助言をもらった。4回1死で中野に死球を与えた直後から、意識的に左手に息を吹きかけて湿気を与え、ボールに指がかかるように工夫して快投につなげた。

 4勝目は逃したが、今季12登板で8度目のクオリティースタート(6回以上自責3以下)。奥川と共に今季の躍進を支える投球が続く。2軍監督時代から期待を寄せてきた指揮官は「彼は気持ちが強い子。こういう姿を見るとうれしい。大きくなった」と目を細めた。

 シーズン最終盤、相手がエース級をぶつけてくる中で打線は2試合連続、18イニング無得点。得点圏は3回の1度だけと苦しむが、投手陣の踏ん張りで着実に頂点へ近づいた。最短Vは22日の広島戦(神宮)。本拠地Vの期待もかかるが「一生懸命に目の前の試合を戦うだけ」と高津監督。一戦必勝。今季貫いてきた野球を、最後までやり通す。(小島 和之)

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