【巨人】CS王手!連敗10で止めた 原監督「トンネル…もっと長いぞ」我慢の日々耐え本音

横浜スタジアム最終戦を勝利で飾り、スタンドにあいさつする原監督(中央)らナイン(カメラ・中島 傑)
横浜スタジアム最終戦を勝利で飾り、スタンドにあいさつする原監督(中央)らナイン(カメラ・中島 傑)
セ3位争い残り試合ペース
セ3位争い残り試合ペース

◆JERAセ・リーグ DeNA2―3巨人(20日・横浜)

 トンネルを、ついに抜けた。9回2死。柴田を空振り三振に仕留めた瞬間、ビエイラはマウンドで仁王立ちした。いつもの絶叫も、激しく胸を叩くしぐさもない。それが長く苦しんだチームの状況を象徴した。2日以来14戦ぶりの白星で、連敗を10で止めた。「トンネル…。もっと長いぞ!? トンネルよりもっと長いのは何て言うんだよ?」。原監督から出たのは、我慢の日々を耐えた本音だった。

 1勝する苦しさが凝縮された試合だった。先発・山口は初回2死から3連打で2失点。直後の2回にウィーラーの2ランで追いついてもらった後は、再三の走者を許すも本塁だけは踏ませなかった。6回からは勝ちがなかった3日以降の14試合で8試合目となる畠が回またぎで1回2/3を無失点に抑えると、中川、デラロサ、ビエイラを小刻みに送って逃げ切った。「一人では勝てないし、全員の力を結集しないと、なかなか相手を制することはできない。この勝利を良薬としてそれぞれが受け止めてほしいね」。原監督は1勝の苦労、重みを次のエネルギーとした。

 ただ、反省もある。得点につながるプレーができなかった場面も散見された。4回、連続四球で無死一、二塁から吉川が遊飛で走者を進められず。続く山口もバント失敗の併殺に倒れた。6回も大貫から安打と2四球で1死満塁とするも、松原が初球を二ゴロ併殺打で倒れた。四球の後の初球はセオリーだが、ゴロは避けたい場面で低めのボールになる変化球に手を出してはいけない。「負けている時は原因がはっきりと分かるわけでね。野村(克也)さんが『負けに不思議の負けなし』と言われたけど、まさにそう」と原監督。チームのために今、何をすべきか。それをおろそかにしては、試合は難しくなるとも思い知らされた。

 それでも、大きな1勝には間違いない。CSへ王手をかけた。1つ勝つことがどれだけ難しいかを、嫌というほどたたき込まれた18日間だった。「まだもう一つ歯車がかみ合っていない。まだまだ安心することではない。薬、糧としないとこれだけ苦しんだ選手たち、われわれも含めて報われないね」と原監督。ただでは転ばない。屈辱を受け止め、最後に笑ってみせる。(西村 茂展)

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