【仙ペン】近未来への目先の1勝

スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ DeNA4―4巨人(19日・横浜)

 甲子園の頂上決戦は阪神が先勝。逆転優勝に望みをつないだ。パ・リーグも熱い。オリックスが首位を奪回。ソフトバンクの千賀は惜しくもノーヒットノーランを逃した。

 これだけでも「なんて日だ!」。だけど本日の主役は所沢にいた。西武の松坂がラスト登板。結果は意外にも四球だったけど、先日の佑ちゃんもそうだった。

 お約束で空振り三振を奪うよりも、何か納得できるものがある。ウィンウィンと言ったらアレだけど、これからの定番になりそうな気がした。

 広島・佐々岡監督の現役引退試合で本塁打。「空気読めない」といわれのない批判を浴びた「村田修一の悲劇」も避けられるワケだし…なんて話はとりあえず関係ない。

 我らが慎之助さん。この人の節目も四球だった。2019年9月28日のヤクルト戦。レギュラーシーズン最後の打席は、まさかの展開となった。

 同点で迎えた9回1死二塁に代打で登場。2ボールとなった直後にヤクルトベンチから申告敬遠が告げられた。「勝負だから仕方ない。俺らしいといえば俺らしい」―。

 この「事件」には二つの真実がある。阿部慎之助は最後の最後まで相手を震え上がらせる打者だったということ。そして、ヤクルトはどんな状況でも勝利を求めていたということ。

 事実、9回のピンチをしのいだヤクルトは10回にサヨナラ勝ちを収めた。すでに最下位は確定しており小川監督の退任もほぼ決まっていた。

 それなのに「慎之助メモリアル」の空気を無視してまでも目先の1勝にこだわった。この勝利への執念が2年後の快進撃の礎に…というのは、もちろんこじつけですが。

 そんなわけで本日も連敗脱出ならず。いや、この期に及んでは負けなくて一安心がホンネです。そこそこ守って、そこそこ打っても勝ち切れない。何が足りないんでしょうか。

 とにかく1勝を。それがCSはもちろん、来季へのスタートにもなるはず。そうじゃないと、ここまで泥水をすすり、屈辱にまみれた意味がない。

巨人

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