旭川龍谷高に全国最大級の330メートル全天候型ビニールハウス周回走路完成

スポーツ報知
旭川龍谷インドアトラックの全景

 全道高校女子駅伝(23日、北斗市、5区間21・0975キロ)で6連覇を狙う旭川龍谷に、全国でも最大規模というビニールハウス型330メートル周回走路「旭川龍谷インドアトラック」が完成した。28日に竣工式を行う。通年使用が可能な雪国のトレーニング“基地”を活用し、全国強豪への飛躍を目指す。

 旭川龍谷が来夏移転する、元・旭川東栄高のグラウンドに完成した屋内トラック。敷地面積は約1650平方メートル。耐久性の強いビニールで覆われた長さ330メートルの巨大な周回コースが、異彩を放つ。コース幅は5・4メートル~7・2メートルで4レーン分の広さ。今後2レーンを人工芝化、1レーン100メートルをオールウェザー(合成ゴム)化する。天井も4メートル前後と高く、広々とした空間が広がる。暖房設備も付け、通年利用が可能だ。

 阿部文仁監督(45)は「これだけ大規模なビニールハウストラックは全国初と聞いている。この基地を活用し、雪国のハンデを克服したい。全道高校駅伝も負けられません」と力を込めた。

 厳寒期は氷点下20度以下になる旭川だが、駅伝チームはこれまで、冬場も足元を気にしながら学校周辺や市街地で練習。本格的走り込みは、札幌の真駒内公園屋内競技場や「つどーむ」まで足を伸ばさなくてはいけなかった。阿部監督は学校移転に合わせ屋内トラック整備を学校へ要望。親交があり土木工事、ビニールハウス建設を扱う会社を経営する田中幸夫・道北陸協理事(72)の協力を得て、8月に着工し実現した。

 試走を行った選手も感激。石橋桜主将(3年)は「風雪の影響を全く受けない、素晴らしい環境。感謝の気持ちしかない。結果で恩返しをしたい」。エース足沢花南(3年)も「明るく開放感があり、走りやすい。道大会を突破し、この走路を走り込み、都大路で過去最高成績(19位)を更新したい」と力を込めた。

 阿部監督は陸上部公式ツイッターに新トラック動画をアップ、東京五輪陸上代表の小池祐貴(住友電工、立命館慶祥高出)や北口榛花(JAL、旭川東高出)、五輪女子マラソンメダリスト有森裕子さんらから「いいね」をもらうなど、反響も大きい。

 今後は他の運動部、地元住民や少年団への開放も予定しており、雪国の“地域密着型スポーツ基地”として注目を集めそうだ。(小林 聖孝)

 ◆インドアトラック 道内では、06年に恵庭市に完成した北海道ハイテクACの拠点「インドアスタジアム」が有名、直線130メートル走路5レーンにトレーニング室も併設、五輪代表の福島千里(現・セイコー)、寺田明日香(現・ジャパンクリエイト)らを育てた。高校スポーツでは屋内練習場は野球が主で、北海道栄高は60メートル×50メートル、広さ3565平方メートルの室内練習場を所有、2階に1周200メートル走路もあり陸上部なども使用している。

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