宮原知子「もう一回あそこに行きたい気持ちはすごく強い」4位平昌に続き北京五輪出場意欲

スポーツ報知
2度目の五輪へ、北京への執念をみせる宮原知子

 フィギュアスケートの北京五輪シーズンはGPシリーズ第1戦のスケートアメリカ(22~24日・米ラスベガス)から本格スタート。北京の舞台を目指すスケーターを取り上げる連載の第2回は、平昌五輪代表の女子の宮原知子(23)=木下グループ=。スポーツ報知のオンラインインタビューに「もう一回行きたいって気持ちは、すごく強い」と連続出場への思いを明かした。(取材、構成=高木 恵、小林 玲花)

 北京五輪シーズンのGPシリーズが、いよいよ幕を開ける。宮原は第1戦のスケートアメリカ、第3戦のイタリア大会に出場。今季を占う大事な国際大会となる。

 「とにかく伸び伸びした演技をすることが目標。もちろん、いい演技はしたいんですけど、心から楽しむってことを実現させたいと思っています」

 初出場の18年平昌五輪は、左股関節の疲労骨折を乗り越え4位入賞を果たした。4年に1度の舞台で演じる喜びを経験したからこそ、2度目の北京五輪出場へ、より一層強い思いを抱く。

 「本当に自分が五輪行ったのかなって、まだ夢の中の世界みたいな気持ちもあるので、すごく複雑です。五輪の楽しさ、盛り上がった雰囲気を味わって知っているって部分では、やっぱりもう一回あそこに行きたいって気持ちは、すごく強いかなと思います」

 勝負の年に選んだプログラムは、SP「小雀に捧げる歌」、フリー「トスカ」。SPは18―19年シーズンに滑っており、フリーは昨季からの継続となった。体にしみ込んだ思い入れのある曲で大舞台へと挑む。

 「五輪シーズンというのもあるし、SPは『はじけられる方がいいんじゃないか』と、いろんな先生からアドバイスを受けたので、一番スピードに乗れるものにしました。トスカはすごく大好きなプログラム。去年は2試合しかなくて、滑り込めずに終わってしまった。思い残して終わってしまう、このプログラムがかわいそうというか、もったいないなという気持ちが強くて、今季もやりたいって思いました」

 抜群の安定感、技の正確さ、表現の美しさこそが宮原の魅力。氷上での努力はもちろん、幅広くアンテナを張り日々、感性を研ぎ澄ませている。

 「バレエのレッスンを受けたり、行けるときは観劇もしたりしています。本も最近たくさん読んでいます。『オー・ヘンリーの短編小説』とか『ジキル博士とハイド氏』とか。読んでめちゃくちゃ面白いと思いました」

 世界は10代の台頭が目覚ましい。平昌五輪からわずか3年で、複数の4回転ジャンプを擁するすさまじい時代となった。23歳となった宮原も今季からトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦。貪欲に進化を続ける。

 「回転不足でも、何とか降りられるところにもってくるまでも、すごく時間がかかりましたし、いろいろ試行錯誤も必要なんですけど、どんどん感覚が身になってくるというのを実感できた。すごくいい経験をしているなと思っていました。自分も少しでも、そういう(4回転を跳ぶ)選手たちに交じって戦う、そう思えるだけで、なんかワクワクします。今までずっと同じ構成なので、今は挑戦したい気持ちが強いです」

 ◆宮原 知子(みやはら・さとこ)1998年3月26日、京都府出身。23歳。関大卒。2011、12年全日本ジュニア優勝。15年世界選手権銀メダル。15、16年GPファイナル2位。16年2月の四大陸選手権で国際主要大会初優勝。全日本選手権は14~17年で4連覇。18年平昌五輪4位。身長152センチ。

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