アオリイカ、まるでゲーム ティップランが面白い…長井港・辰丸

スポーツ報知
木原さんが釣った700グラム級のアオリイカ(辰丸で)

 三浦・長井沖でアオリイカ釣りが始まった。長井港の報知指定・辰丸では、日~水曜日は餌木でのしゃくり釣り乗合船、木~土曜日はティップラン乗合船を出している。15日にティップランに詳しいヤマリアの木原涼さん(27)とともに長井沖へ繰り出した。この日は潮が流れずイカの乗りは渋かったが、700グラム級の中型が釣れた。今シーズンはイカが多い見込みで、これからが楽しみだ。

 ティップランは、船から餌木を使ってアオリイカを狙う釣り方。アオリが餌木に乗ると竿先(ティップ)が走る(ラン)ことから、この名がついた。しゃくり釣りでは、しゃくった時にアオリの乗り(アオリイカが餌木を抱くこと)を感じるが、ティップランでは竿先の変化で乗りを感じる。木原さんは「繊細なアタリを取るティップランは、しゃくり釣りよりゲーム性が高い」と面白さを強調した。

 釣り場は長井港から10分ほどの長井沖。まずは水深19メートルで釣り開始。最初にアオリを釣り上げたのは、足立区の近藤安男さん(57)。開始早々に400グラム級を釣り上げた。「リールを巻きながらしゃくるのが難しい。この1杯は本当にラッキーです」と照れ笑い。いきなりアオリが釣れたことで、釣り人たちのしゃくりにも熱がこもった。

 この日は潮が流れず、風もない。船が流れずティップランには不向きな状況だった。しかし、悪条件にもかかわらず木原さんは餌木をこまめに交換して、その日の“当たり餌木”を探しだし、背がオレンジのヤマシタ・エギ王TRで700グラム級を釣り上げた。会心の1杯に「いろいろ考えた末に釣れたアオリは本当にうれしい」と満面の笑み。

 しゃくりのリズムが合わないと悩んでいた横浜市の高田泰雄さん(71)は、木原さんのアドバイスを受けて400グラム級をゲット。終盤には、足立区の内田保さん(72)が300グラム級を上げた。「ティップランは昨年初めてやって、今回が2回目。難しいけれど面白さも分かった。また挑戦したい」と内田さん。

 この日はトップ8杯にとどまったが、14日にはトップが15杯を記録している。「秋口には長井港内に生まれたばかりだと思うが、小型のアオリがたくさん見えた。イカは多いと思う。潮さえ動けば数釣りができる」と梶ケ谷隆夫船長(66)はみている。アオリ釣りは、春は大型狙い、秋は数釣りといわれている。とはいえアオリはひと潮(約15日)ごとに大きくなる。これからは数釣りとともに1キロ近い良型も期待できる。(高田 典孝)

 ◆ティップランのタックル

 ▽竿…ティップラン専用2メートル前後▽リール…中型スピニングリール▽道糸…PE0.6~0.8号▽リーダー…1.5~2.5号2~3メートル▽餌木…ティップラン用3~3.5号23~50グラム

木原さんが使ったヤマシタ・エギ王TR

 ◆めも アオリイカ釣りの近況、乗合船は長井港辰丸(TEL046・856・2778)。ティップラン船は木、金、土曜限定で出る。料金は1万円。しゃくり釣り船は日、月、火、水曜限定。料金は9000円。ともに氷付き。午前6時出船。駐車場完備。

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