【こちら日高支局です・古谷剛彦】オータムセール最高価格馬は北海道史上では珍しい米国産馬ビヴァレッジクイーン2020

スポーツ報知
北海道オータムセールで最高価格がついたビヴァレッジクイーン2020

 10月18日、19日の2日間、北海道新ひだか町静内の北海道市場で「オータムセール」が開催された。今年最後の1歳市場となる「オータムセール」は、初めて今年の市場に上場される新規登録馬が18日、国内1歳市場に申し込みをしたことのある再申込馬が19日にそれぞれ上場された。2日間で457頭が上場され、348頭が落札。売却総額は12億1519万円(金額はすべて税別、前年比6・1%増、6979万円増)、売却率は76・15%(前年比2・18%減)だった。

 最高価格は、2日目に上場されたビヴァレッジクイーン2020(牡、父グッドサマリタン)の2300万円で、藤原正一氏が落札した。同馬は「セレクションセール」で主取となったが、当時のリザーブ価格の倍以上となる落札額で、見事リベンジを果たした。

 母のビヴァレッジクイーンは、リアアメリアやリアグラシアなどの母であるリアアントリアの半姉。北海道市場では珍しい米国産馬で、父のグッドサマリタンはハーランズホリデーの直子。G1勝ちこそないが、2歳時にはブリーダーズCジュベナイルターフで3着、3歳夏から4歳にかけてはクラークH・米G1で2着などダートG1戦線で活躍しており、芝、ダートで融通の利く血。母の父インディゴシャイナーとともにマイルから中距離で持ち味を発揮しそうで、馬体の良さを含めて、注目の逸材だ。

 2番目の高額馬は、同じく2日目に取引されたベラルーナ2020(牡、父ドゥラメンテ、母の父ディープインパクト)の2100万円で、「シゲル」の森中蕃氏が落札した。ベラルーナ2020は「セレクションセール」で欠場。7月に福島の芝1800メートル戦で新馬勝ちを収めたセプテンベル(牝)の全弟で、半兄には中央で3勝したキャノンバローズ(父エンパイアメーカー)がいる。5月生まれで今後の成長も見込めるうえに、比較展示でも馬体の良さは目を引いた。1200万円のひと声から活発な競り合いが展開されたのもうなずける。

 北海道市場の年間総括に関しては、今後のコラムで改めて書こうと思っている。(競馬ライター)

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