栗原慶太が中嶋一輝に3回TKO勝ち 2人の娘に「父ちゃん、取ったぞ!」

スポーツ報知
3回、右ストレートで中嶋一輝(左前)から2度目のダウンを奪いTKO勝利で王座奪取に成功した栗原慶太 (カメラ・堺 恒志)

◆プロボクシング「フェニックスバトル81」 ▽東洋太平洋バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇栗原慶太 (3回TKO) 中嶋一輝●(10月19日、東京・後楽園ホール)

 東洋太平洋バンタム級タイトルマッチは、元王者で同級2位の栗原慶太(一力)が王者・中嶋一輝(大橋)に3回TKO勝ちして王座奪回に成功した。中嶋は初防衛に失敗。戦績は栗原が16勝(14KO)6敗、中嶋が10勝(8KO)1敗1分け。

 初回、中嶋は遠い距離から左ストレートを伸ばしてポイントを稼いだが、栗原も強烈な右で反撃。2回にはパンチをまとめて王者にロープを背負わせる場面も。勝負がついたのは3回だ。距離を詰めた栗原が右ショートフックを打ち込むと、中嶋が崩れ落ちる。さらに立ち上がった王者に再び右を振り抜くと、レフェリーが倒れかかった中嶋を抱きかかえて試合を止めた。

 栗原は今回が再起戦。「まさかこんなに早くチャンスをもらえるとは…。すごく運があるなと思った」。今年1月、元WBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真(大橋)に敗れて王座から転落。それからは「技術力向上を一番の目的に練習してきた」という。元王者は「何が何でも勝ちたい」とベルト奪還を口にしていた。長女・星空(そら)ちゃんから「なんでパパのベルトを他の人が巻いているの?」と素朴な疑問。妻と2人の娘の声援に背中を押された勝利だ。

 「最高です」と喜んだ栗原はスタンドの長女・星空ちゃん、次女・優空(ゆあ)ちゃんを見ると「父ちゃん、取ったぞ!」と叫んだ。「前回、試合で負けてしまい、ものすごく悔しくて、すごく悔しくて、現実逃避したいくらい悔しかった。前を向いてやってきました」と新王者。「敗戦からファンが支えてくれた。ありがとうございます」と感謝の言葉を叫んだ。

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