【西武】松坂大輔の恩師・小倉清一郎氏「夏の炎天下、2人だけで4時間」…原点の猛特訓を語る

スポーツ報知
現役最後の投球をする松坂大輔(カメラ・池内 雅彦)

 横浜高の元野球部長として、若き日の松坂大輔を育成した名伯楽・小倉清一郎氏(77)は最後の投球をテレビで見届け、「やっぱりストライクが入らなかったな。右手がしびれちゃって、ダメみたいだ。でもストライクが1個入って良かったよ」と完全燃焼をたたえた。

 高校時代のマンツーマン猛特訓が記憶に残る。「夏の炎天下、2人だけで4時間、アメリカンノックをやったんだ」。日米170勝の基礎となった強靱なスタミナは、徹底した下半身の鍛錬で形成された。

 プロ入り後も困らないようにと、フィールディングとけん制、クイック投球を徹底的に教え込んだ。「その辺はプロに入ってから、楽だったと思うよ。でも高校の時にあまりにも完成しちゃったんで、プロに入った時にナメちゃったからね。プロ1年目の頃が一番良かったかもしれないな」と振り返った。

 松坂に「カネはあるんだから、のんびりしたらどうだ?」と話すと「また球界に戻ってきます」と答えていたという。「どこかでまたユニホームを着るんじゃないかな。しばらくはゆっくりしてほしいね」。23年間に及んだプロでの奮闘をねぎらった。(加藤弘士)

 <小倉清一郎>(おぐら・きよいちろう)1944年6月16日、横浜市生まれ。77歳。横浜高から東農大を経て、三菱自動車川崎、河合楽器で捕手。横浜商などでコーチなどを務め、90年から横浜高野球部長。渡辺元智監督とのタッグで松坂、成瀬、涌井らを輩出。データを駆使した分析力には定評がある。2014年夏を最後にコーチを勇退。現在は全国の高校、大学で野球指導に従事する。

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