J1浦和に来季加入が内定している京都橘高3年のFW木原励(れい、18)が19日、同校で入団会見を行った。
木原は「日本を代表するチームで、日本を代表するサポーターの皆さんの前で早くプレーしたい」と抱負。同席した西野努テクニカルダイレクターは「日本の将来を担う可能性のある選手に期待に胸を膨らませている。浦和の歴史を見ても日本人ストライカーが常にいた。レッズを代表する日本人ストライカーになってほしい」と期待を寄せた。
大阪府出身、身長180センチの木原は「高校NO1ストライカー」の呼び声も高いFW。C大阪U―15から京都橘高へ進み、2年時に出場した昨年度の全国高校選手権で大会優秀選手に選出された。浦和の練習にも3度参加。8月2日のJエリートリーグ・J2水戸戦ではFWユンカーらと出場し、1得点を挙げた。「自分の強度ではまだまだプロでやっていけない。ボールの受け方、スペースの使い方はうまくなった実感がある」と手応えを語った。
浦和の練習では、ユンカーや興梠ら先輩FW陣から大きな刺激を受けた。「興梠選手はボールの受け方、抜け出し方の動き出しがすごくうまい。自分もそこが長所なので、もっと吸収したい。ユンカー選手はシュートがうまくて、速いし強い。結果を残せる場所にポジションイングを取ってる。早く吸収したい」と成長を見据えた。
高校最後となる全国選手権の京都予選が16日から始まった。今年6月のインターハイ京都予選は決勝で東山高にPK戦の末に敗れただけに、木原は「インターハイの悔しさを胸に、京都予選を全員でしっかり戦い、全国制覇したい」と力を込めた。