「LOVERS」演じた後に見え隠れした本田真凛の揺れる思い「大学生が終わるまでしか自分の中ではないかな」…東京選手権フリー演技を終え、一問一答全文

スポーツ報知
真凛は「LOVERS」を表情豊かに演じた(10月9日撮影=カメラ・矢口 亨)

◇東京選手権 女子フリー(10月9日、西東京市・ダイドードリンコアイスアリーナ) 

SP7位から出た本田真凛(JAL)は、今季プログラムに18―19年シーズンも演じた「LOVERS」を選択。87・12点、合計140・70点で12位だった。淡い黄色を基調とした羽衣のような衣装で、表情豊かに演技。冒頭の3回転トーループ、後半演技のダブルアクセルとジャンプでミスが出て、真凛も結果に納得はしなかったが、全日本選手権へのステップアップとなる東日本選手権につながりホッ。以下は競技生活にも触れた真凛の一問一答。

 ―結果、点数を振り返ってどうか?

 「んー、フリーの前は本当にどうなるかなという感じだったけど、とりあえずはホッとしていて。でも次の2週間後に東日本があって、そこまでには元の構成に戻して、しっかり全日本に行けるようにしたいなと思うので、あと2週間頑張って戻して行きたいと思います」

―どうなるかと思った理由は?

 「直前の練習で試合の感じというのがあまりつかめていなくて、去年のNHK杯ぶりというのもあると思うけど、6分で全部のジャンプを挑戦して仕上げるというのが間に合わなくて、6分間練習が終わって最後の滑走だったので30分ぐらい時間があって、どういうふうに自分が過ごしていたのかとかあまり分からなかったので。次の試合ではもっと演技の内容に対しても自信を持って挑めるようにしたいなと思います」

―18ー19年のシーズンに滑ったプログラム。そこから手直しなどは?

 「手直しは特にはないけど、私の中でも好きなプログラムで。でもそのシーズンはすごく辛い悲しい気持ちで試合に臨んでいたので、またこの好きな曲でこのプログラムで、いい演技ができるようにしたいなと思います」

―久しぶりにショートとフリーをやって、大会を通してつかんだ手応えは?

 「久しぶりに大会に出て終わってみて、出るからにはもっと自信をもって挑まないといけないなというふうにも思いましたし、いつも試合になると練習よりもできないという感じが最近は続いているんですけど、もっと練習でもっともっと出来ていれば、試合でもそれなりにできるようになるんじゃないかなというのはいつも思っているので、自信を持って試合に臨めるように、次の試合までに2週間あるのでしていきたいです」

―このプログラムで先ほど辛く悲しいという言葉があったが、今シーズンに向けては?

 「今シーズンはまだ自分がどんな演技をしたいとか、どういう結果を出したいとかいうところまで決め切れていないので、とにかくスケート自体を楽しめるように試合に出て何か得るものがあるようにという気持ちでいるので、どちらかと言えば今は吹っ切れて楽しい気持ちなのかなと思います」 

―悲しい気持ちという思い入れのある曲を、またやろうと思ったきっかけは?

 「とにかく自分の今まで滑ってきたプログラムの中でもすごく好きな曲で、母がこのプログラムを練習で見た時に、『好きだ』というふうに言ってくれて、母がスケートの話をしてくれることが今までになかったので、すごくその言葉が残っていて。このプログラムでいい演技をして、試合とかを見てくれているか分からないけど、映像とかでいい演技を見せられたらなという気持ちで、もう一度滑りたいと思いました」

―構成を戻したい、というのは具体的には?

 「1ヶ月くらい前までは2年前、3年前自分がジュニアの時と同じ構成で練習を積めていたけど、試合が近づいてくるうちにどんどん元のというか、調子の悪い自分が戻ってきて、この試合は不安の中という感じだったので、まずは今トップで戦っていらっしゃる選手のみなさんと、近いというか、自分の中でもMAXできる構成で練習していって、試合でもそれができるようにしたいなと思います。(去年の)全日本選手権から、体調のこともあって3月くらいまでスケートから離れていたというか、練習には行っていたけどジャンプをしていなかったりとか、本当に自分の気持ちを確かめるためにスケートの練習に行っていたという感じで、その期間にアイスダンスの靴を買ってアイスダンスをやってみたりとか。西山君がアイスダンスのトライアウトをしている時に誘ってくれて、アイスの靴で滑ってみて、2週間くらい毎日アイスダンスの練習をしていたけど、それをきっかけに、またスケートを楽しんだなって思いましたし、スケートの中でも違う競技に出会えてよかったなというふうにも思ったけど、いろいろ考えた上でまた試合に向けて、選手としてアスリートとして、頑張りたいなという気持ちがあるので、あと大学生が終わるまでしか自分の中ではないかなというふうには思うけど、1つ1つの試合を全力でまた輝けるように頑張りたいなと思います」

―アイスダンスに転向は?

 「しないです」

―妹が来年こそお姉ちゃんと一緒に全日本に出たいという話をしていたが?

 「出られるからには、一緒に出るに越したことはないけど、自分自身今までお兄ちゃんがずっと一緒に近くで練習していた存在が、去年引退してしまっていなくなって、気持ちの部分で自分が難しい時に、ちょっと小さい時から一緒にやってきた存在がいなくなったので、妹にとって、自分がそういう兄のような存在になれるようにずっといたいなというふうには思います。 なので今回も同じグループで滑れたのは、私がすごい不安な部分があったので良かったですし、試合になった時に思い切りジャンプに挑む姿というのは望結はやっぱりさすがだなと思っていて、本当にお仕事とかもあるので練習時間が限られている中で、深夜でも早朝でもスケートに向かう姿というのは自分にとってもすごくいい影響ですし、これからも望結が続けてくれるのであれば、一緒に頑張っていきたいなと思いますし、抜かされないように私も頑張ろうなと思います」

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