【DeNA】元巨人の中井大介が感激した妻の手紙「胸に来てしみるものがあった」…引退会見

スポーツ報知
中井大介

 5日にDeNAから戦力外通告を受けたDeNA・中井大介内野手(31)が17日、横浜市中区の球団事務所で引退会見を行った。

 巨人、DeNAでの14年間のプロ選手生活にピリオドを打つことを決めた中井は「先日、2度目の戦力外通告を受けて今季限りで選手として区切りをつけることにしました。14年間ありがとうございました」。巨人時代には4番や日本一も経験。「成績は目立ったものは残せなかったけど14年間でジャイアンツの時はリーグ優勝、日本一を経験させてもらいましたし、チームが変わってからもベイスターズで貴重な、自分の野球人生で非常にいい経験をさせてもらって感謝しかない」と清々しい表情を見せた。

 4日に球団から電話があり、戦力外通告を受けることを覚悟したという中井。同日に妻に『戦力外通告を受けるかもしれない、伝えられたら引退する』という旨を伝えると、スーツで自宅を出発した5日には手紙をもらったという。そこには「(現役を)やってほしい気持ちもあるけど、意思を尊重したい。家族だからこれからもずっと一緒にいるし、応援し続ける」と記されたという。車の中で目を通した中井は「胸に来てしみるものがあった」と感激したという。

 中井は宇治山田商で1年夏からベンチ入り。3年夏には投手兼外野手として甲子園にも出場した。2回戦では同大会で「がばい旋風」を巻き起こして優勝した佐賀北高と対戦。延長15回引き分け再試合の末に敗れた。中井は投手としても2試合で272球の熱投。最速146キロ右腕としての評価も高かったが、高校通算28本塁打のパンチ力と打撃センスを買われて打者として07年高校生ドラフト3巡目で巨人に入団した。

 09年に坂本がつけていた背番号「61」を受け継ぐと、プロ初出場を果たした。シーズンを通して定位置をつかむことはなかったが、17年には自己最多90試合に出場。15年には球団83代目4番も務め、17年には球団通算1万号を放った。18年シーズン終了後に戦力外通告を受けて、19年からDeNA入りした。

 移籍後は3年連続で開幕1軍入り。一、二、三塁に加えて外野も守り、勝負強い打撃を武器に19、20年には79、69試合に出場。シーズンのほとんどを1軍で過ごした。今季は開幕1軍入りも出場は12試合のみ。14打席で1安打だけだった。5月28日に登録抹消になってからは、1軍登録がなく、5日に戦力外通告を受けて現役引退を決断。20日の巨人戦(横浜)後には引退セレモニーが予定されており、これまで所属した両軍のファンに惜別のあいさつをする予定だ。

 今後については未定としながらも「いままでずっと小さいときから野球をやってきたので、野球に恩返しがしたい、そういうものが出来たらいい」と話した。

 ◆中井 大介(なかい・だいすけ) 1989年11月27日、三重県生まれ。31歳。進修小1年の時に「進修スポーツ少年団」で内野手として野球を始める。五十鈴中時代は「鈴鹿シニア」で3年から投手も兼任。宇治山田商から07年高校生ドラフト3巡目で巨人入り。プロ通算14年間で505試合に出場し、打率2割4分3厘、16本塁打、65打点。183センチ、90キロ。右投右打。今季の年俸2520万円、背番号0。17年に結婚。

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