【日本ハム】今季限りで退任の栗山英樹監督「ファイターズのユニホームを着させてもらったのは本当に感謝」

スポーツ報知
6回2死一、二塁、ロニー・ロドリゲスの中前適時打で生還した西川(中央手前)を出迎える栗山監督(中央)

◆パ・リーグ 日本ハム1ー1オリックス(16日・札幌ドーム)

 日本ハムは栗山英樹監督(60)の今季限りでの退任を16日、発表した。12年から球団最長10年の政権に幕。全日程終了まで指揮を取り、退任会見はシーズン終了後に行う。川村浩二球団社長兼オーナー代行(60)が「まだ話せる段階ではない」とした後任は、東京五輪野球日本代表監督の稲葉篤紀氏(49)が有力候補。シーズン終了とともに新体制作りに着手する。チームはオリックスに1―1で引き分けた。

 栗山監督は目を潤ませながら自身の退任を伝えた。午前10時14分。センター周辺に選手、コーチ、スタッフの輪が出来た。約3分間の話の中「きょうから来年は始まっている。しっかりやれ」と鼓舞。試合後の取材には「こういう状況に今なっていることはすごく責任を感じます。ただ、こうやってファイターズのユニホームを着させてもらったのは本当に感謝しています」と素直な思いを語った。

 2002年に私財を投じ栗山町に天然芝の球場「栗の樹ファーム」を完成させた。第2の“故郷”と言える北海道で、12年から球団最長となる10年間タクトを振るった。就任1年目にはリーグ優勝。二刀流・大谷翔平を実現させ、16年には悲願の日本一を達成。札幌市で行った優勝パレードでは、13万8000人のファンが集まり、喜びを分かち合ったことは記憶に新しい。

 川村球団社長兼オーナー代行は「元々10年が一つの区切り」と退任理由を説明した。19年から3年連続のBクラス。近年は低迷したが「チーム、選手、ファン、北海道に対して非常に深い愛をささげていただいた」と功績を評価。球団として何らかのポストを用意する方針も明かした。

 試合後の栗山監督は多くは語らなかった。「まだ試合があるので。最後まで選手たちのために全力を尽くして、その後にしっかり話をさせてもらいたいと思います」。見据えるのは自分のいない来季のファイターズの姿だ。残り10試合。ナインの成長のために、まだ出来ることがある。(秦 雄太郎)

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