ロッテVへ「岡コンビ」が躍動 小島の涙に奮起の藤岡裕大、好調の岡大海

スポーツ報知
藤岡裕大

 51年ぶりに優勝マジックが点灯したロッテは、17日にソフトバンクとの3連戦3戦目に挑む。今季の対戦成績は10勝10敗3分けと勝率5割。注目は藤岡裕大と岡大海の「岡コンビ」だ。

 藤岡はここまで127試合に出場し打率2割6分1厘。主に下位打線に座るが、打率はリードオフマンの荻野や、中村奨、主砲のレアードに次ぐチーム4位とロッテ打線を支えている。

 14日のオリックス戦(京セラドーム)では、負ければオリックスに優勝マジック7が点灯という崖っぷちの1戦でチームは16安打8得点と打線が爆発。藤岡が2点リードの3回2死満塁から山崎福のストレートを左前へと打ち返す2点適時打で4―0と突き放し、先発・山崎福を3回途中でマウンドから引きずり降ろした。藤岡はこの試合2安打2打点の活躍で打線をけん引し、現在も5試合連続安打中だ。

 チームは12日のオリックス戦で2点リードの8回に小島が完封目前で宗に痛恨の同点2ランを被弾し、小島は泣き崩れた。「小島があれだけいいピッチングしてくれて勝てなくて、後輩にあれだけチームを背負わせて野手として情けなかった。ずっとここ最近小島に助けてもらって、野手がほんとに打てれば、もう少し楽に投げさせることができたと思う。小島の気持ちを大事にしながら戦わないとと思った」と藤岡。チームは昨季10月に失速しソフトバンクに優勝を譲った悔しい経験もあり「去年の経験が生きていると思う」と今季にかける思いは強い。

 エチェバリアの加入後は藤岡は主に三塁のレギュラーとして出場しているが、「どこを守っても打球をアウトにする意識は変わらないので」と全てはチームのために奮闘し続ける。

 そして今勢いに乗るのがもう一人のキーマン岡。15日のソフトバンク戦(ZOZO)では同点の9回2死一塁からサヨナラ2ラン。10日の日本ハム戦(札幌D)でも2点を追う2死一塁から杉浦の134キロスライダーを左翼席へとたたき込む起死回生の同点4号2ランを放ったのに続く劇的な一発でチームを救った。

 何かが起きる予感を漂わせるのが岡の魅力だ。今年の4月21日の日本ハム戦(ZOZO)、チームは最大5点差あった点差を安田の2ランなどで1点差まで追い上げると、9回2死一塁。岡が守護神・杉浦からバットを折りながらも、バックスクリーンへの逆転サヨナラ本塁打。ロッテが逆転サヨナラ本塁打で勝利するのは01年のフランク・ボーリック以来20年ぶりで、その日が「ボーリック・ナイト」と呼ばれたことから、この日は「ヒロミ・ナイト」と呼ばれるように。「チームとしても自分としても今が一番成長できるチャンス。ここをなんとか出し切ってリーグ優勝目指して行けたら」と岡。魅力抜群の男がチームをここからさらに勢いづける。

 マジック8で残り8試合。16年ぶりのリーグVへと一気に突っ走るだけだ。(ロッテ担当・小田原 実穂)

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