れいわ・山本太郎氏、比例単独で東京ブロック立候補 街頭演説聴衆から「えー残念」「期待してたのに」

スポーツ報知
比例代表での立候補を表明した山本太郎氏

 れいわ新選組の山本太郎代表(46)は16日、JR池袋駅前で街頭演説を行い、次期衆院選(19日公示、31日投開票)で比例単独候補として東京ブロックに立候補すると表明した。比例名簿の順位は1位。小選挙区からの出馬は見送った。

 小雨が降りしきる午後5時30分、約200人の聴衆が集まる中、演説を行った山本氏は「私、山本太郎、比例代表・東京ブロックから立候補致します」と宣言した。どこの小選挙区から出馬するかが最大の焦点だっただけに、聴衆からは「えー、残念」「期待してたのに…」と落胆する声も聞こえた。

 今月8日に東京8区からの出馬を表明していた山本氏。だが、同区では野党統一候補として立憲民主党の吉田晴美氏(49)で最終調整を行っていた。地元などから反発を受けた山本氏は、表明からわずか3日後に出馬を撤回。新たな小選挙区を模索するも「一度やけどをした身としては、慎重にならざるを得ない」となかなか決定には至らず、公示日まで残り3日とタイムリミットが迫っていた。

 山本氏は、小選挙区出馬断念の理由について「他党の方々からも提案をいただいていたが、現実的ではなかった。(東京8区を)降りたタイミングで、次の選挙区となると調整が難航することもあり、お断りした」と説明した。選挙戦では東京を中心としながら、全国へ応援に飛び回る予定。「山本太郎と紙に書いても票にはなりませんよ」と訴え、「比例の投票用紙に『れいわ』と書いてもらえるよう活動をしていく」とやる気を見せた。

 同党は山本氏ら計21人の公認候補を発表。公約として消費税廃止や最大3か月間1人毎月20万円の「コロナ脱却給付金」支給などを発表した。(増村 花梨)

 政治評論家の有馬晴海氏「東京比例での山本氏の当選は難しいでしょう。政党支持率から見ても、れいわ新選組の東京での獲得票数は最大30万票程度で、1議席も獲得できないでしょう。山本氏は一時、東京8区での出馬を表明しました。2012年衆院選でも同区で出馬しましたが、仮に野党候補者を山本氏で一本化しても難しかったでしょう。一部では根強い人気がありますが、最近は発言のブレや調整能力に疑問符が付いています。地道な活動なしに落下傘候補で、小選挙区を勝てるほど甘くはありません」

 ◆山本氏の政治活動

 ▼2011年4月 東日本大震災による福島第1原発事故を受け、反原発活動を本格的に始める

 ▼12年12月 衆院選東京8区から無所属で出馬。自民・石原伸晃氏に敗れる

 ▼13年7月 参院選東京選挙区(定数5)から出馬し、約66万票を獲得し4位で初当選

 ▼14年12月 小沢一郎氏が代表を務める生活の党に合流。名称は「生活の党と山本太郎となかまたち」(後に自由党)に。翌月、共同代表に

 ▼19年4月 自由党を離党し、「草の根から政治を変える」と訴え、「れいわ新選組」を結党

 ▼同7月 参院選で10人を擁立。「れいわ旋風」を起こす。当選順を優先できる比例の特定枠を使い、障害を抱える舩後靖彦氏(1位)、木村英子氏(2位)の2人が初当選。自身は落選

 ▼20年7月 五輪開催反対を掲げ、小池百合子都知事の任期満了に伴う都知事選に出馬。約65万票を獲得するも3位で落選

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