【オリックス】まだ首位、希望の光消さない…14年2位でM点灯もV逸「10・2」教訓に

スポーツ報知
3回2死、山口航輝に右越え三塁打を打たれた宮城大弥(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス1―6ロッテ(14日・京セラドーム大阪)

 勝利に沸くロッテナインを背に、猛牛ナインは静かにベンチ裏へ引き上げた。3連戦初戦を引き分けて先に優勝マジック点灯に王手をかけながら、2連敗で逆に「M9」をともされた。中嶋監督は「ああだこうだ言ったって、残り数試合。自分らの野球を思い出さなきゃいけない」。下を向かず、強くゲキを飛ばした。

 先発の宮城が踏ん張れなかった。初回1死一、二塁から2者連続の適時二塁打で、いきなり3失点。2、3回にも1失点して自己ワーストの5失点で、同ワーストタイの5回降板。3回途中5失点でKOされた前日の山崎福に続き、序盤で相手に主導権を渡してしまった。同級生の佐々木朗との投げ合いに敗れた左腕は「一番大事なゲームで、全然投げることができなくて。申し訳ないということしかありません」と悔しさをにじませた。

 打線もこの3連戦で挙げた5点は3本塁打のみ。この日も7回無死一、二塁の絶好機にあと1本が出なかった。3日間で計5イニングあった得点圏で、適時打は生まれず。V争いの佳境で投打に深刻な状況だが、指揮官は「重圧は今は、誰にでもかかるわけだから」と今こそ奮起を求めた。

 ひとまず自力優勝が消えたのは事実だが、悲観する必要はない。14年の「10・2」の死闘が教訓だ。くしくも、7年前は逆の立場で、2位ながら先に優勝マジックを点灯。しかし、最後の最後に直接対決でソフトバンクに敗れ、勝率2厘差でVをさらわれた。「難しく考えすぎているのかな。シンプルに。そうやれたら、また上がってくるのかなと思う」と中嶋監督。マジックはともりもすれば、消えもする。闘志の炎を燃やし続ければ、希望の光は消えない。(宮崎 尚行)

 ◆14年パ・リーグV争い オリックスが9月25日の西武戦で勝利し、首位ソフトバンクと0・5差の2位のまま優勝マジック7が点灯。残り試合数が8で、ソフトバンクより5試合も多かったために起きた珍事だった。0差で迎えた10月2日の直接対決はシーズン最終戦の首位ソフトバンクが勝てば優勝、2位オリックスが勝てば首位が入れ替わり、残り2試合でマジック1が再点灯する大一番だった。結果はオリックスの延長10回サヨナラ負け。96年以来のVは幻に終わった。

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