東海大相模の後輩 巨人からドラフト4位指名を受けた東海大相模・石田隼都投手(18)が14日、神奈川・相模原市内の同校で、水野スカウト部長、円谷スカウトから指名あいさつを受けた。今夏限りで退任した門馬敬治前監督(51)とともに臨んだ石田は「すごく緊張しましたが、ここから巨人でやっていくんだと実感しました」と表情を引き締めた。
今春のセンバツV左腕は同校の大先輩となるエース・菅野への弟子入りを志願した。「菅野さんから話を聞いてみたいなと思います」。プロとしての心構えから投球術まで、聞きたいことは山ほどある。しかし、相手は巨人軍の大エース。話しかけるには勇気がいる。そこで、菅野の高校時代の指揮官でもある門馬前監督からすかさず助け舟が出た。「その間に(大城)卓三が入ってくれるとありがたい。あいつはそれができると思う。卓三がやるべきだと思います(笑い)」。同じく教え子の大城を、石田と菅野の橋渡し役に“任命”した。
ルーキーイヤーの目標について「1軍に上がって投げたい」と話した石田。直近では戸郷が高卒1年目でデビュー。今やチームに欠かせない存在となっている。「巨人は良い選手が集まっていて強いチーム。そこに食らいついていければいいなと思います」。期待の左腕が巨人、そして球界を代表するエースの懐へ飛び込んでいく。(北川 栞)