【秋華賞】ソダシの母、ブチコも描いた驚異の成長曲線

スポーツ報知
競走馬時代のブチコ

◆第26回秋華賞・G1(10月17日、阪神・芝2000メートル)

 ひと夏の成長が忘れられない。「こんなに(成長が)分かる馬いるんやと思いましたよ」と懐かしそうに笑みを浮かべるのは、ソダシの母ブチコを音無厩舎で担当していた橋本真悟助手だ。ブチコは3歳春にダートの未勝利、500万(当時)を圧勝。その一方で当時は手先の動きに軽さがあるなど芝適性を感じさせるフォームで、デビューからの3戦を含め、計4度の芝への起用がある。

 しかし、6月のユニコーンS(5着)後、約3か月の放牧が“ぶち毛”のアイドルホースを変えた。「もう別馬ですよ。背中の感触が違うし、体重もグンと増えて、一気にボリューミーになりました。走りにもパワーが備わって、乗った感じもダート馬という感じになりましたね」。皮下脂肪の少ないアスリート体形はそのままに、1か月以上乗り込んで迎えた復帰戦はプラス16キロ。たくましくなった馬体に適性も定まると軌道に乗り、4歳春にはオープン入りを決めた。

 競走生活の終盤はゲート難に苦しみ、5歳1月に早々と繁殖に入った。「馬自体はまだ成長して、良くなりそうな雰囲気でしたけどね。ただ、余力を残していたぶん、こういう子供ができたと思えばね」と橋本真助手。オークス後の休養を経た娘も、今秋は前肢を中心に一気に馬体の迫力が増し、坂路で自己ベストを連発した。自然と母の姿がダブって見える成長曲線。ソダシの物語はまだ始まったばかりなのかもしれない。(山本 武志)

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