【ロッテ】大一番6回無失点 佐々木朗希で51年ぶりマジック9点灯 16年ぶり優勝へカウントダウン

スポーツ報知
6回無失点で3勝目を挙げた佐々木朗(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス1―6ロッテ(14日・京セラドーム大阪)

 パ・リーグはロッテが首位・オリックスとの直接対決を制し、0・5差の2位のままながら優勝した1970年以来、前後期制時代(73~82年)を除けば実に51年ぶりとなるマジックナンバー「9」が点灯した。プロ初の中6日で先発した佐々木朗が6回5安打無失点、8三振を奪う圧巻の投球。同じ高卒2年目の左腕・宮城との初対決に完勝し、16年ぶりのリーグ優勝へチームを加速させた。

 最後の打者・福田が一ゴロに倒れると、朗希はナインと次々にハイタッチを交わした。首位・オリックスとの重要な1戦で快勝。7度目の挑戦で、ついに球団51年ぶりとなる優勝マジック9が点灯した。6回5安打無失点8奪三振の好投でオリックス・宮城との19年ドラ1対決を制した“令和の怪物”が、チームに大きな1勝をもたらした。

 1軍公式戦初の中6日登板は、オリックスと今季最終戦となる天王山のマウンド。その重要性はもちろん理解していた。「緊張と初めてのマウンドだったので、調子はあまり良くなかったけどうまく投げられたかなと思います」。これまで6度点灯に失敗していただけに、「なかなかマジックがつかなかったけど、野手の方の気持ちを初回に見せてもらったので」と3点の援護に応え、初回から1軍最速タイの158キロを連発。得点圏に走者を背負ったのは初回だけで、5回には再びギアを上げた。1死から福田と宗をフォークで2者連続三振、6回も1死からモヤと中川圭を2者連続三振にねじ伏せ、「よっしゃ!」とグラブをたたいた。

 6回5安打無失点で8奪三振。今季、中10~14日と間隔を保ちながら朗希を育ててきた井口監督も、「2年目ですけど正直、今年ルーキーみたいなものなので。その中で本当によく投げてるなと思う」と称賛した。

 負けられない戦いだった。この日の相手先発は高校日本代表でチームメートだった宮城。U―18W杯の遠征先だった韓国で焼き肉をともにほおばった左腕は、プロの世界では既に12勝と一足先を行っていた。そのライバルに投げ勝ち、「これからにつながるすごくいい経験をさせてもらった。これからもっと大事な試合でお互いに投げられるように」と、感慨深そうに話した。

 チームは今季開幕5連敗と悪夢のスタートを切ったが、リーグトップ(557点)の得点力で競り合いながら徐々に順位を上げ、リーグVは目前。6点を奪い宮城に今季5度目の対戦で初めて土をつけ、ムードは最高潮だ。残り10試合となったが、指揮官は「(マジックナンバーが)試合数とほぼ変わらない。あまり意識はしない」と冷静そのもの。朗希の快投をきっかけに05年以来のリーグVへ着実に歩みを進める。(小田原 実穂)

 ◆2位ロッテにM9が点灯 2位のロッテが自力優勝の残っていた1位・オリックスとの直接対決に勝利し、オリックスの自力Vが消滅。ロッテとオリックスは直接対決がなくなったため、オリックスが残り7試合に全勝で、73勝53敗17分けの勝率.579。ロッテは残り10試合のうち、9勝すると、72勝52敗19分けの勝率.581で、オリックスを勝率で上回るため、ロッテに優勝へのマジックナンバー9が点灯した。2位チームにマジックが点灯したのは、14年のオリックス以来だ。なお、最短優勝は19日。

 ◆今季のロッテ 開幕5連敗を喫するも、20試合目で勝率5割に復帰。6月下旬には一時、5位に転落したが、そこから踏ん張り、9月5日の日本ハム戦(ZOZO)の勝利で今季初の単独首位に浮上。9月以降の単独首位は73~82年の前後期制を除き51年ぶりとなった。その後はオリックスとのマッチレースが続いていた。

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